Wild Plant

Colonel Mのブログ

ぼちぼち仕上り

2018年09月30日 | DIY
外形的にはほぼ出来上がりましたが、まだ鋸目地が入っていません。

そもそも、何でこの鋸目地は入っているのか?デダインがカッコ良くなるから?勿論狙いはそこにもありますが、
それよりも後の作業の効率を考えた機能と言うのが正しい考え方だと思います。(御大層な言い方)
最終的には、市松に塗装しようと思っているので、そのための下準備と言う側面が有るのです。

こんな風にオイルステインを使って塗分けるのですが木材ですからマスキングとかしても塗料が染み込んで行って塗り分けがぼやけるのです。
それで、仕上り表面に鋸で切込みを入れて、色を塗り分けようと言う事です。
で、どこで塗り分けるかと言うと図面の数字にあるように蓋の入る開口部部分を基準にして、丸鋸の鋸目地が開口部の内側でピッタリ無くなる用に入れていきます。
使われている丸鋸の刃の厚みと個人的な好みによっては丸鋸を一回通しただけでは、単に「失敗しただけ」とか「キズ」の様に感じる人も有るかと思いますが、そのあたりは、昨日の面取りの話と同じで、オリジナルな部分になると思うので個人個人にお任せします。私の場合は、鋸刃一枚半くらいのつもりで、深さは3mm前後入れましたが、鋸目地の幅は少し広めの方が塗装作業は楽にできると思います。
鋸目地の好みの幅と深さが決まり、天板の表面に八本の目地が入れられたら次は裏面と木場です。
裏面のフラットな面に表面の鋸目地の位置を写し取り同様に目地を入れていきますが、寸法を天板の外周の辺から取ることをお忘れなく。お解りかと思いますが裏天板は、表天板より2Cm幅広に作って有りますから、天板の部材八枚を張り合わせた状態で裏天板が中央の開口の中に2Cmほどはみ出して収まっていますから、開口部に合わせて鋸目地を入れると木場のややこしい部分で斜めに鋸目地を入れてやらなくてはいけなくなります。

それで、最後はそのややこしい木場面ですが、天板の表面から垂直につながる部分は、差金で垂直に
降ろして墨付けして、裏天板からの傾斜面(面取り部分)は、多少斜めにずれていてもそのまま目地が
繋がるように墨を付けておいて、丸鋸定規とフリーハンドを駆使して同様の目地を入れます。

丸鋸を宙に浮いたような感じで扱うことになると思うので、簡単な作業だ等と驕ることなく
十分に注意して行ってくださいm(__)m

上手く目地が取れたら、目地の角をサンドペーパーで少しだけ撫でてやります。本当に撫でる程度で
かまいません。
あと、書き忘れてた気がしますが、蓋の外周も好みの面取りをして全体に軽くペーパーを掛けて置けば、加工は終了。

塗装は、先にも書いたオイルステインの色の薄いものから刷毛を使わず雑巾がけをするように塗りますが、その前にまずしっかりとゴミやホコリを拭取って置いて下さい。
最初の薄めの色の塗料を塗る時は、塗り分けの事は考えず全体に雑巾がけしても大丈夫です。
半日ほど置いて二度目に濃い色を塗る時は、鋸目地を境にして、はみ出さないように雑巾がけしてください。(色の塗り分けが逆ですけど??)

雑巾がけすることで、塗料に含まれる無駄な顔料が拭取られ木材の木目が透けて見えるようになるので、使う木材や塗料の拭取り方によっては古い和家具のようにもなります・・・かも

以上で七輪テーブルのバーチャル日曜大工は、終了です。
次を何か思いつくまでしばらく休憩。

思い出したら、我家の七輪テーブルの詳細部分の写真でもUPしときます。
長々と引っ張りましたが、覗いてくれた皆さんありがとう。
ほんじゃ又

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天板仕上げ(形だけ) | トップ | 昨日の続きのような写真 »

コメントを投稿