国際体操連盟(FIG)によりますと、このほど段ちがい平行棒で認められた新ワザは、3つ
・FIG
オカムラ 岡村真 難度D
ヤン 楊凡予微(中国) 難度G
チャン 張怡涵(中国) 難度G
難度C以上のものに選手名がつくそうで、現在女子で選手名のつくワザは220以上あるそうですオカムラは難度Dですが、私の目にはとても新鮮にうつりました
種目別のW杯カタール大会(16日~19日・ドーハ)に、ついにロシア選手が出場へ
・Gimnasia Latina
これまでベラルーシの選手が「中立」として出場することはありましたが、いよいよロシアが登場国際体操連盟(FIG)の資料によりますと、ロシアから「中立」(←ホントかよ
)としてエントリーしているのは、
メルニコワ
グロトワ
ザイカ
オソキナ
クリメンティフ
プロコフィエフ
ポリャショフ
の7人。国名が「AIN」(中立)となっていてロシアかベラルーシか判別できませんが、今回出場の中立選手はすべてロシアのようです。ウクライナからはベルニャイエフら男子4人、女子2人の計6人。どのような空気になるのでしょうか・・・両国が同じ大会に出場するのは2022年3月以来。日本は出場しません。
----------
FIGはロシアのウクライナ侵攻後も、「スポーツと政治は別」「中立の立場での個人出場は認める」といった立場をとっています。いっぽう欧州体操(European Gymnastics)は断固として「出場を認めない」姿勢で、FIGの決定には従わないとしています(過去記事)
キプロスの新体操審判が不正をしたという件で、欧州体操(European Gymnastics)は控訴を決定
・European Gymnastics
弁護士と検討の上、控訴したと発表しました。昨年の欧州選手権(2023年5月・ブダペスト)で不正な得点操作をおこなったとして国際体操連盟(FIG)から処分を受けたもので、一定期間内の控訴が認められています。これは、
・不正をしたとされるのは、エバンゲリア・トリコミティ審判(キプロス)
・キプロスの選手がパリ五輪に出られるよう得点を操作
・内部告発によって明らかになった
といった内容で、ほかにもつっこみどころが多く、詳細はこちら(過去記事)得点操作を証明することはできるのでしょうか・・・
国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長(66)が、ウクライナ侵攻後初めてロシアを訪問しました
・Inside the Games
モスクワにある新体操代表の練習拠点を訪れ、バーチャル記者会見をおこなったそうです。かねてからロシアとベラルーシの大会復帰に前向きと伝えられる渡辺会長は、
・ウクライナ侵攻が続くかぎり国際大会出場は禁止すべき
・ただし、戦争を支持しない選手の出場は認められるべき
という考えを明らかにしました。なんか前よりトーンダウンしたなと思ったところ、国際オリンピック委員会(IOC)の会長選をふまえての中立アピールのようです。しかし、現地でロシア関係者、特に侵攻支持者で各地でブラックリスト入りしているニキータ・ナゴルニーと抱擁を交わしたことがネット上で非難を浴びています。
----------
種目別のW杯大会には、ベラルーシの複数の選手が「中立」(AIN)として出場してメダルも獲得。国歌や国旗は使用できないはずですが、どうしているのでしょうかね?
実質ベラルーシの選手(過去記事)
W杯アゼルバイジャン大会の(たぶん)男子ゆか表彰台。中央ベラルーシ、右ウクライナ(ベラルーシ体操連盟)
キプロスの新体操審判が、昨年の欧州選手権(2023年5月・ブダペスト)で不正な得点操作をおこなったとして国際体操連盟(FIG)から処分を受けました
・FIG
・BBC Sport
ざっくりまとめますと、
・処分されたのは、キプロスのエバンゲリア・トリコミティ審判
・昨年の欧州選手権で、キプロスのツゴルコワ選手がパリ五輪に出場できるよう、得点を操作した
・それによりツゴルコワ選手は「最後の1ワク」を確保し、五輪出場を決めた
・トリコミティ審判は4年間の資格停止処分を受けた(ただしコーチ活動は可能)
・責任は欧州体操にあるとし、調査費用8千ユーロ(約125万円)の支払いを命じた
・ツゴルコワ選手への処分はない
----------
ほかにもつっこみどころは多く、
・ツゴルコワ選手(16)はロシア生まれで、2022年11月キプロスに国籍を移した選手(ハッキリ言ってロシア人)
・トリコミティ審判の娘は新体操選手で、ロンドン五輪、コモンウェルスゲームズなどに出場している
・この件は内部告発によって明らかになった
審判の代理人は不満を表明しており、控訴する可能性もあるようです。ツゴルコワ選手の得点を「高く」したのか、ライバル選手の得点を「低く」したのかは読み取れませんでした
欧州選手権で「最後の1ワク」をキプロスが、というと男子体操のゲオルギオウと同じケース(過去記事)なので驚きました