オーストリア体操連盟の新しい会長に、女性のガブリエラ・ヤーン氏が決まりました
・オーストリア体操連盟
・Sports Media Austria
現会長のフリードリヒ・マンセダー氏が勇退し、(無投票か満票かわかりませんが)とにかく候補が1人だけだったようですんなり決定。ヤーン新会長はこれまで副会長をつとめていた人物で、”Dr.”がついているので何かの博士号をもっているもよう。障害者スポーツやスポーツジャーナリズムを大学でおしえていたことがあるようです。記事では67歳となっていて、前会長のマンセダー氏が今年(たぶん)77歳なので「若返り」とは言えますが、ほかのヨーロッパ諸国に比べるとそれほどでも2022年時点の年齢(過去記事)ですが、カルバーロ(スペイン)は40代、モズニク(クロアチア)は30代
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体操強豪国ではありませんが、連盟のサイトは写真も多く非常に充実。この路線は継続してもらいたいです
スイスカップ(11月9日・チュリーッヒ)の出場選手が少しずつ決まってきています
・大会サイト
ドイツ カース、ダウザー
オーストリア モルツ、マティエフ
ブラジル ソウザ
混合 ネムール(アルジェリア)、バウマン(スイス)
ブラジルの女子は未定
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アシュカブ・マティエフ(オーストリア)はなじみのない名前ですが、22歳と若い選手。ロシアのススマン(極東の、北方領土にやや近い所)の生まれで、幼少期からオーストリア在住だと紹介されていますオールラウンド型で、世界選手権に二度出場あり。
・プロフィール(オーストリア体操連盟)
パリ五輪代表を「辞退」した宮田笙子(順天堂大)の指導者2人が「辞任」
・日経
田野辺満コーチと、原田睦巳監督が、日本体操協会の強化スタッフを「引責辞任」していたことがわかりました。7月19日付けで辞任していたのが今さらニュースになったもの。田野辺さんという方は順天堂大出身で、鯖江高校の所属になっているようです。
<パリ五輪前の流れ>
7月12日 日本女子、事前合宿地モナコへ出発
7月14日 日本男子、事前合宿地リヨンへ出発
7月19日 宮田笙子の喫煙が問題となりモナコ事前合宿から「離脱」したと報じられる
同日 補欠の杉原愛子は使えず、日本女子は4人だけで五輪に臨むことがわかる
・・・ということは、すぐ辞任していたようですね
都内で19日、「体操ニッポン祝勝会」(日本体操協会主催)がおこなわれました
・RSK山陽放送
パリ五輪で団体、個人総合、鉄棒金メダルなど大活躍だった岡慎之助は、銅メダルだった平行棒で金をとって、2028年ロス五輪では4冠を達成したいと抱負を述べました
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男女体操とトランポリン代表が顔をそろえたようです
・時事通信
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<パリ五輪 平行棒決勝>
1. 鄒敬園(中国) 16.200
2. コブトゥン(ウクライナ) 15.500
3. 岡慎之助 15.300
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4. 張博恒(中国) 15.100(D:6.4、E:8.7)
5. アリカン(トルコ) 15.100(D:6.9、E:8.2)
6. 谷川航 14.133
7. ダウザー(独) 13.700
8. ベルニャイエフ(ウクライナ) 13.300
団体出場国が非常に強い種目。尤浩(中国)も強いですが、今回は補欠でした。
パリ五輪で2つの金メダルを獲得したカルロス・ユロ(フィリピン・24)が、次の五輪への意欲を語りました
・Inside the Games
パリ五輪ではゆかと跳馬で優勝。2028年ロス五輪ではこの2種目の連覇に加え、個人総合のメダルもめざすと話しています。以前は町で誰にも気づかれなかったのに、今はすっかり有名人になったそうで、「Grab」(フィリピン版Uberのようなサービスらしい)のドライバーでさえ僕の顔を知っている、と話します。五輪後帰国し、これまでの感謝を示すことも忘れません。
パリ五輪の結果
<ゆか>
1. ユロ(フィリピン) 15.000
2. ドルゴピヤト(イスラエル) 14.966
3. ジャーマン(英) 14.933
<跳馬>
1. ユロ(フィリピン) 15.116
2. ダビチャン(アルメニア) 14.966
3. ヘプワース(英) 14.949
パリ五輪のあん馬銅メダリストのスティーブン・ネドロシク(米)が、テレビのダンス番組でダンスを披露しました
・YouTube
体操に限らず、アスリートが「ダンシング・ウイズ・スターズ」に出演することは米国でもほかの国でもよくあることですが、ネドロシクの「ジャイブ」はとーっても上手で「ダンサーのよう!」と評判になっています。笑顔で照れもなく、堂々としたものですね音楽はクイーンの「Don't Stop Me Now」女性はプロのダンサーだと思います。
<あん馬>(パリ五輪)
1. マクレナガン(アイルランド) 15.533
2. クルバノフ(カザフスタン) 15.433
3. ネドロシク(米) 15.300
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6. 杉野正尭 14.933
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クルバノフ(カザフスタン)の存在をすっかり忘れていました・・・
・カザフスタン五輪委員会
同国の体操で五輪初のメダルだそうですボクシングやレスリングなど格闘技が強い国のようです。
ジェシカ・ガディロワ(英・19)が復帰へ意欲をみせています
・Gimnasia Latina
昨年の世界選手権(アントワープ)の個人総合決勝の前のウォームアップで前十字じん帯を断裂。手術から9か月、ようやく医師から本格的なトレーニング再開の許可が出たそうで、自身のSNSで意欲などを語っています。記事では、来年の世界選手権(ジャカルタ)出場をめざしているとしています。
<今後の世界選手権>
2025年 ニューオーリーンズ(米国) → ジャカルタ(インドネシア)
2026年 ロッテルダム(オランダ)
2027年 成都(中国)
双子の姉妹ジェニファー・ガディロワも4月にケガをしたと伝えられ、2人ともパリ五輪には出場できませんでした
ワールドチャレンジカップハンガリー大会(10月4日~6日・ソンバトヘイ)に、ドイツ男子2人が出場へ
・ドイツ体操連盟
グレン・トレビング(24)とアレクサンダー・クンツ(21)で、2人ともパリ五輪の補欠だった選手。ベレンキ監督によりますと、特に若いクンツは経験を積む必要がある、として将来に期待しているようです。
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五輪では影のうすかった気がするドイツは・・・
男子 団体予選11位、メダルなし
女子 団体出場を逃し、メダルなし
でしたが、男女個人総合、種目別で複数の決勝進出がありました。
「TACHIKAWA TACHIHI CUP 体操 JAPAN OPEN 2024」男子スーパースペシャリスト選手権(16日・立川)の結果
・日本体操協会
各種目の優勝者と得点
ゆか 松見一希 14.300
あん馬 谷川翔 15.000
つり輪 金田希一 14.500
跳馬 壁谷日陽 14.399
平行棒 岡慎之助 15.400
鉄棒 杉野正尭 14.833
パリ五輪代表のうち橋本大輝、萱和磨は欠場しましたが、代表5人がファンにあいさつするセレモニーがおこなわれたようです。事前の情報ではチケットの売れ行きもよく、たいへん盛り上がったそうです
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15日の全日本シニア選手権では、
<男子>
団体 徳洲会体操クラブ
個人総合 岡慎之助 86.331
<女子>
団体 鯖江高校
個人総合 杉原愛子 53.498
が優勝しました。
パリ五輪で大活躍だったイタリア女子は、休暇を楽しんだようです
・OA Sport
団体 銀
平均台 金(ダマート)
大会後、ダマート姉妹はタイで休暇を過ごし、ほかの選手の多くは休みを取りました。いっぽう若手は夏季合宿(8月20日~30日)に参加。ダマート姉妹も合流したもようです。
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これまでイタリア女子の五輪メダルは、1928年アムステルダムの団体銀、2021年東京のゆか銀(フェラーリ)だけだったそうで、記事では「過去最高の五輪」と大喜び。本来なら日本も団体、平均台ともにこれぐらいやれそうだっただけに何かくやしい・・・タバコとか吸ってんじゃねーよ