今放送中の朝ドラ「マッサン」には、何でそうなるかな?とかそんな訳ないじゃん!と
いうツッコミ所満載な脚本、演出に驚かされる・・・(>_<;;;
これが民放のドラマだったら視聴率低迷でとっくに打ち切りのはずだけど、
朝ドラには、とりあえず毎回観るという「朝ドラ固定客」というのがいるため、
どんなにダメな作品でもそこそこ視聴率が獲れることになっている(^_^;;;
驚く脚本といえば、小学生の時に観ていた「帰ってきたウルトラマン」(1971年)。
その第11話「毒ガス怪獣出現」という回がトラウマのように今でも心に残っている。
あるキャンプ場近くの山に地底怪獣の存在をキャッチしたMAT(怪獣攻撃チーム)が
そのキャンプ場のキャンパー達に
「ここは怪獣が出る危険があるので、すぐに移動してください!」と
避難を呼びかけるシーンがある。
この時キャンパーの一人が言った台詞が驚く。
「はぁ? 怪獣? おいみんな聞いたか?怪獣が出るんだとよ!ははは!」
まるで「いい大人が怪獣ってあんた大丈夫か?」というようなニュアンスと演出だった。
怪獣という脅威が存在する世界。そしてその怪獣を退治するMATという組織があり、
ウルトラマンという異星人が存在する世界に暮らしているはずの人々。
それが前提の特撮ヒーロー番組なのにそれを否定する驚愕の脚本。
これを書いたのは金城哲夫氏。実は金城さんは、「ウルトラマン」の制作から携わった
脚本家で「ウルトラマン」の脚本はもちろん、「ウルトラセブン」においても
たくさんの名作を残している。
「帰ってきたウルトラマン」のこの第11話が金城さんの最後の作品。
怪獣や宇宙人を愛した金城さんに何があったんだろう・・・?
変な脚本のドラマを観るたびに、いつもこの「帰ってきたウルトラマン」の第11話を
思い出してしまう(^_^;;
それだけ衝撃的な脚本と演出だった・・・・・(>_<;;;