発言には読みやすい発言とそうではない発言があります。
一般受けする発言か否か、と言い換えていいかもしれません。
特殊な用語を使ったり、わかる人にしかわからないような喩えを使った場合、相手は咄嗟に内容を理解できなかったり、脳内で情景を想像するというワンクッションが必要になったりします。
あえて想像させる、あえて特定の相手にのみ伝わりやすい言葉を用いる。
そういったテクニックもありますが、一般的には「多数が読みやすい発言」を書くことを心がけた方がいいでしょう。
人狼において、主に求められるのは「狼を探すこと」です。
周囲に伝える内容も、誰を狼と思うか。どうしてそう感じたか。
そういった部分が大きくなってくるかと思います。
伝わりやすく書くには、必要な内容を過不足なく記載すること。
では、どういった内容があれば考えが伝わりやすいか。
・結論
・根拠、理由
・詳細
一般的にはこの三つは必須とされています。
●結論
自分の考えを端的に纏めたもの。
結論は短く纏めた方が、意志が伝わりやすいです。
●根拠
●詳細
どうしてそう感じたかの理由を提示します。
相手のどの発言からそう感じたのか。
「具体的な箇所」の提示。
どうしてそれが狼視/人視に繋がるのか。
そう感じた思考の説明。
その要素がその判断へと繋がる裏付け部分。
これらをわかりやすく記載することで、説得力は上がると思います。
(例1)
「夜明けの反応から、ジムゾン狼だと思う」
これだけだと発言に具体性が伴っていませんね。
(例1-改)
「ジムゾン狼だと思う。
襲撃を挟んだ後も、ごく普通に話を続けていたよね。
でも、彼は襲撃された方の占い師を真と信じていたはず。
真と思う占い師が噛まれたら、普通少なからずショック受けると思うんだ。
それがないのは、彼が狼だからじゃない?」
“ジムゾンが狼だと思う”という結論。
“襲撃を挟んだ後の発言”という具体的な箇所の指摘。
“占い師襲撃を見ても平然としていた”“人ならば真と思う相手が襲撃されたらショックを受けるだろう”という推理の詳細。
これらを盛り込むだけで、思考の流れは見えやすくなったかと思います。
また、例文改では結論をまず先に提示して、その後に根拠と詳細を説明。最後にもう一度結論を置いて〆としています。
結論を冒頭に置くことで、内容を読まずとも「どう考えているか」がパッと見で伝わりやすい。
詳細の後にもう一度結論を記載することで、より結論をわかりやすく相手に伝えられます。
主張をどういう順で置くか。
それによってもまた「見やすさ」「主張の伝わりやすさ」は異なってくるのです。
必要に応じて
・前提
・因果関係
・論証、反証
・対処方法
・実行案
これらを添えるといいでしょう。
(例2)
「状況からしてパメラ偽じゃない?」
(例2-改)
「状況考えると、パメラ偽の可能性が上がった気がする。
昨日までの世論では、パメラが真視されていた。
狼からしたら、パメラ真なら襲撃したい、邪魔で仕方ないと思うんだけど。
パメラ襲撃をせず、狩人候補ですらない共有襲撃。
これ、パメラ真だとすると、随分と悠長な襲撃だと思う。
狼にとってパメラ怖くない→パメラ偽ってことじゃない?」
これは“前提”(世論がパメラ真視であったこと)を添えたもの。
(例3)
「霊襲入ってる時に占い黒出しとかwま、とりあえずロラしよか」
(例3-改)
「この占い判定は信用できないわー。
狼が占われて黒出るって時に、呑気に霊襲撃するかね。
普通に考えたら、占判定隠しに占襲撃しない?
黒出された側の発言から判断するとして、役職吊り開始しようか」
これは説明を補足して“対処方法”“実行案”を添えたもの。
このように結論の後に根拠と詳細を置くことで、発言を読みやすく&主張が伝わりやすくなります。
・結論は簡潔に纏める
・理由には具体的な根拠を添える
・発言を指摘する際は、どこかわかりやすく(アンカーを用いるか、発言そのものを引用するか)
また、書き終えた後に
・わかりやすい言葉で書かれているか
(難解な単語や言い回し等は使われていないか)
・誰のことを指しているか、すぐに読み込めるか
・結論は一目でわかるか
これらのことをチェックしてみるといいかと思います。
「この人が狼じゃないか」と思っても、漠然とそう感じただけで理由が言語化できないこともあるかと思います。
そういう時は、自分が何に対して違和感を覚えたのか探り当てることが大事です。
1:自分の考える戦略との違い
2:進行案等の異なる主張
3:灰/役職への見方、考察の違い
4:過去に騙された狼との類似
5:発言への反応の仕方
これらの中に当て嵌まるものがないかを探してみましょう。
1と2の場合は、相手がなぜその戦略を主張しているのか。
狼由来でそれを推しているか否か。また、相手の主張に正当性があるか。
自分の意見と相手の意見双方を検討しつつ、「狼が自陣営に有利な案を推している」のか「村人が本気で言っている」のかの見極めが大事となります。
言語化の際は村視点での進行を考え、それとの齟齬を訴えるようになるかと思います。
3に関しては、相手がなぜそのように判断するに至ったか。
思考は曲げられていないか。判断している過程はちゃんと見れるか。
相手の思考の変遷を辿って、「継続して推理を行っているか否か」を確認してみましょう。
また、自身が違うと感じている部分を相手に直接ぶつけてみるのも手です。
評価されている対象への意見とあわせ、思考を追ってそれを言語化してみましょう。
4の場合は、過去に出会った狼の像を説明してみましょう。
狼とはこういうものである。こういう狼に出会ったことがある。
経験則もまた、推理の材料となります。
5に関しては、相手がどうしてそんな反応になっているのか。
そこを突き止めることが大事。
村ゆえにそういう反応になっているのか。それとも狼だからか。
その反応は村人では有り得ないのとなのか。
それらの検証を進めつつ、違和感を感じた具体的な箇所を指摘して言語化しましょう。
時には「対象への感情」が由来のこともあります。
その場合はなるべく冷静になるように心がけつつ、どういった部分からそう感じるのか、自身の感情と向き合ってみましょう。
改善が必要ならば、相手に求めてみるのもいいかと思います。
悪感情の場合は、言語化する際はあまり乱暴な言葉になりすぎないよう、お気を付けください。
それでも見つからないようなら、ここあたりから似たのがないかこっそり探してみてください。
言語化にも、慣れが必要です。
一番確実で唯一絶対の上達方法は「ただひたすら書く」ことでもあります。
レッツ考察!
一般受けする発言か否か、と言い換えていいかもしれません。
特殊な用語を使ったり、わかる人にしかわからないような喩えを使った場合、相手は咄嗟に内容を理解できなかったり、脳内で情景を想像するというワンクッションが必要になったりします。
あえて想像させる、あえて特定の相手にのみ伝わりやすい言葉を用いる。
そういったテクニックもありますが、一般的には「多数が読みやすい発言」を書くことを心がけた方がいいでしょう。
人狼において、主に求められるのは「狼を探すこと」です。
周囲に伝える内容も、誰を狼と思うか。どうしてそう感じたか。
そういった部分が大きくなってくるかと思います。
伝わりやすく書くには、必要な内容を過不足なく記載すること。
では、どういった内容があれば考えが伝わりやすいか。
・結論
・根拠、理由
・詳細
一般的にはこの三つは必須とされています。
●結論
自分の考えを端的に纏めたもの。
結論は短く纏めた方が、意志が伝わりやすいです。
●根拠
●詳細
どうしてそう感じたかの理由を提示します。
相手のどの発言からそう感じたのか。
「具体的な箇所」の提示。
どうしてそれが狼視/人視に繋がるのか。
そう感じた思考の説明。
その要素がその判断へと繋がる裏付け部分。
これらをわかりやすく記載することで、説得力は上がると思います。
(例1)
「夜明けの反応から、ジムゾン狼だと思う」
これだけだと発言に具体性が伴っていませんね。
(例1-改)
「ジムゾン狼だと思う。
襲撃を挟んだ後も、ごく普通に話を続けていたよね。
でも、彼は襲撃された方の占い師を真と信じていたはず。
真と思う占い師が噛まれたら、普通少なからずショック受けると思うんだ。
それがないのは、彼が狼だからじゃない?」
“ジムゾンが狼だと思う”という結論。
“襲撃を挟んだ後の発言”という具体的な箇所の指摘。
“占い師襲撃を見ても平然としていた”“人ならば真と思う相手が襲撃されたらショックを受けるだろう”という推理の詳細。
これらを盛り込むだけで、思考の流れは見えやすくなったかと思います。
また、例文改では結論をまず先に提示して、その後に根拠と詳細を説明。最後にもう一度結論を置いて〆としています。
結論を冒頭に置くことで、内容を読まずとも「どう考えているか」がパッと見で伝わりやすい。
詳細の後にもう一度結論を記載することで、より結論をわかりやすく相手に伝えられます。
主張をどういう順で置くか。
それによってもまた「見やすさ」「主張の伝わりやすさ」は異なってくるのです。
必要に応じて
・前提
・因果関係
・論証、反証
・対処方法
・実行案
これらを添えるといいでしょう。
(例2)
「状況からしてパメラ偽じゃない?」
(例2-改)
「状況考えると、パメラ偽の可能性が上がった気がする。
昨日までの世論では、パメラが真視されていた。
狼からしたら、パメラ真なら襲撃したい、邪魔で仕方ないと思うんだけど。
パメラ襲撃をせず、狩人候補ですらない共有襲撃。
これ、パメラ真だとすると、随分と悠長な襲撃だと思う。
狼にとってパメラ怖くない→パメラ偽ってことじゃない?」
これは“前提”(世論がパメラ真視であったこと)を添えたもの。
(例3)
「霊襲入ってる時に占い黒出しとかwま、とりあえずロラしよか」
(例3-改)
「この占い判定は信用できないわー。
狼が占われて黒出るって時に、呑気に霊襲撃するかね。
普通に考えたら、占判定隠しに占襲撃しない?
黒出された側の発言から判断するとして、役職吊り開始しようか」
これは説明を補足して“対処方法”“実行案”を添えたもの。
このように結論の後に根拠と詳細を置くことで、発言を読みやすく&主張が伝わりやすくなります。
・結論は簡潔に纏める
・理由には具体的な根拠を添える
・発言を指摘する際は、どこかわかりやすく(アンカーを用いるか、発言そのものを引用するか)
また、書き終えた後に
・わかりやすい言葉で書かれているか
(難解な単語や言い回し等は使われていないか)
・誰のことを指しているか、すぐに読み込めるか
・結論は一目でわかるか
これらのことをチェックしてみるといいかと思います。
「この人が狼じゃないか」と思っても、漠然とそう感じただけで理由が言語化できないこともあるかと思います。
そういう時は、自分が何に対して違和感を覚えたのか探り当てることが大事です。
1:自分の考える戦略との違い
2:進行案等の異なる主張
3:灰/役職への見方、考察の違い
4:過去に騙された狼との類似
5:発言への反応の仕方
これらの中に当て嵌まるものがないかを探してみましょう。
1と2の場合は、相手がなぜその戦略を主張しているのか。
狼由来でそれを推しているか否か。また、相手の主張に正当性があるか。
自分の意見と相手の意見双方を検討しつつ、「狼が自陣営に有利な案を推している」のか「村人が本気で言っている」のかの見極めが大事となります。
言語化の際は村視点での進行を考え、それとの齟齬を訴えるようになるかと思います。
3に関しては、相手がなぜそのように判断するに至ったか。
思考は曲げられていないか。判断している過程はちゃんと見れるか。
相手の思考の変遷を辿って、「継続して推理を行っているか否か」を確認してみましょう。
また、自身が違うと感じている部分を相手に直接ぶつけてみるのも手です。
評価されている対象への意見とあわせ、思考を追ってそれを言語化してみましょう。
4の場合は、過去に出会った狼の像を説明してみましょう。
狼とはこういうものである。こういう狼に出会ったことがある。
経験則もまた、推理の材料となります。
5に関しては、相手がどうしてそんな反応になっているのか。
そこを突き止めることが大事。
村ゆえにそういう反応になっているのか。それとも狼だからか。
その反応は村人では有り得ないのとなのか。
それらの検証を進めつつ、違和感を感じた具体的な箇所を指摘して言語化しましょう。
時には「対象への感情」が由来のこともあります。
その場合はなるべく冷静になるように心がけつつ、どういった部分からそう感じるのか、自身の感情と向き合ってみましょう。
改善が必要ならば、相手に求めてみるのもいいかと思います。
悪感情の場合は、言語化する際はあまり乱暴な言葉になりすぎないよう、お気を付けください。
それでも見つからないようなら、ここあたりから似たのがないかこっそり探してみてください。
言語化にも、慣れが必要です。
一番確実で唯一絶対の上達方法は「ただひたすら書く」ことでもあります。
レッツ考察!