ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

ファイバーリサイクル

2011-05-26 | 日記
2011年5月26日(木)


洋裁教室で、「今日は、ファイバーリサイクルだったでしょ・・」
と、Aさんが話し始めたとき、ウィステは、
「しまった!忘れてた~」
と、がっくり。

年に3~4回行われるファイバーリサイクルにウィステはいつも出している。
結構、出るものなんだよ。ウィステのやっている断捨離って、これくらい・・。
でも、いつやるか、いつもうっかりしていたけれど、ポチ散歩で朝歩くと、
リサイクルの旗が出ているので、気づいていた。
ポチ散歩が無くなったから、うっかり。
ウィステのうっかり防ぎがポチのお仕事だったんだなあ・・。

Aさんの話は、Aさん友人のこと。
Aさん友人のご主人は捨てるのが嫌い。古い衣類も大事にしているので、
「ファイバーリサイクルに出して、すっきりしようよ。古いのは、捨てよう」
と、言ったら、ご主人が、
「僕は古いものが好きなんだよ。だから、君を大事にしているだろう・・」

Aさん友人が笑いながらおしゃべりしたそうだけれど、Aさん友人宅は、もう一生、
ファイバーリサイクルに出せないね。(^^)

4時ごろ、「Tさん、遅いね」と、お仲間のTさんが連絡無くお休みしていることを
みんなで心配していてら、丁度その時、Tさんが来た。
「ごめん、おばあちゃんを病院に連れて行ってたの。11時の予約で、終わったのが今よ!」と。
うわ~・・・、半日がかりで、おばあちゃん、具合悪くなってしまわない・・?
今日は、洋裁お休みと、外の車におばあちゃんを待たせていたTさんは慌しく
帰って行きました。介護盛りって感じだね・・。ご苦労様。

帰りにBさんを家まで送ったら、頂き物のハチクのお裾分けを頂きました。
ハチクは下茹でしなくていいから、ささっと煮て、あっさり味で頂きました。(^^)



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「夏は来ぬ」

2011-05-25 | エッセイ
2011年5月25日(水)


昨日の文芸誌合評会に出したエッセイです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「夏は来ぬ」

「この分では、今度の夏は……、厳しいです。急変もありえます」
 母の主治医との面談で伝えられた言葉が胸元につっかえている。母にどんな顔をして会ったらいいのだろうと、
強張った頬を指先で解しながら病棟二階のリハビリ室へ向かうと、入り口の壁には、大きな折り紙のお雛様が
まだ飾られていた。奥へ目をやると、藤色のキルティングを羽織り車椅子に座った母の姿が見える。
療法士さん二人が話しかけてくれているようだ。
「髪の毛をカットして、可愛くなったわね」
 と、若々しい声が聞こえてくる。近づくと、母は、私を見上げて、
「あら、久しぶり」
と、微笑む。いつものことなので、
「いやいや、今週は火曜日にも来てるって……」
 と受けると、
「えっ、そうだった?」
と、目を見開いた後、母は療法士さんたちに、
「私の娘です」
 と、紹介した。その様子に、
 ――私って分かるなんて、絶好調じゃない。今の今は、頭がこんなにクリアだなんて。
 と、むしろ不思議な気がした。療法士さんが私に会釈してから、
「藤枝さん(仮名)、可愛いんですよ~。私も、藤枝さんみたいな可愛いおばあちゃんになりたいなあ。
なれるかなあ?」
 と、母に笑いかけると、
「まだ若いから、おばあちゃんにはなれないのよ」
 と、母は真面目な顔で答え、療法士さんたちは、笑い声をあげる。
 ――この穏やかな光景はいつまで続けられるのだろう?
 曖昧に頷いている私を見て、母は、
「私の娘です」
 と、再び療法士さんたちに紹介したが、彼女たちは、にこやかなままだった。それから母は、
「ねえ、私はなんでここに居るの?」
 と、私をすっと見上げた。私は、
「リハビリして……元気になるためよ」
 としか答えようが無い。母のリハビリは、一日一日、体の機能を維持するためのリハビリであって、
退院を目指すようなリハビリではないのだ。すると、母は突然、
「私の人生は何だったのかしら?」
と、言い出した。
――いやね、なんだか、最期の言葉みたい。
  どうしたの?
  なんで、そんな大きな答えを、いきなり私に……?
 つい先ほどの主治医の言葉に呼応するような母の言葉に、なんと答えればいいのだろう。
いや、専業主婦だった母の人生、一言でなんて言えないし……。母の口から飛び出したその言葉は、
母と同じように専業主婦で子供たちを育て上げ、夫に先立たれた私自身の今を冷風のようにひや~っと
掠めていった。口ごもった私の横から、やや年かさの療法士さんが、
「藤枝さん、ご主人を支えて、こんな立派なお子さんを育てたんでしょう?立派な人生ですよ」
 と言葉を添えてくれた。私が立派なお子さんとはと、面映い。だが、おかげで母は、
「そうかしらね」
 と、納得したように笑い、矛先が逸れてくれた。
 ――立派な人生……本当は、私の口から言ってあげなくちゃいけなかったんだよね。
   でも、立派って、なんか違うような。
   いろいろあったけれど、頑張ったね……くらいか。
   いや、それは私が言ってもらいたいんで、
   お母さんは、立派って娘に言ってもらいたかった?
 母の車椅子を押す療法士さんとともに病室へ戻ろうとエレベーターを待つ間に、彼女が、
「藤枝さんは、ずいぶんお元気になりましたけれど、この先はどうされるんですか?」
 と、言い出した。若い彼女の立ち入った質問に、私は不意をつかれた。
 ――この先? 退院の後? お母さんにはそんなものは無いのに、分からない……?
 母の耳に入るのを憚って、私は、にこにこと答えを待つ彼女に、
「まあ、一人暮らしだったので、いろいろあって、なかなか……」
 と、言葉を濁し、受け流した。
 その時、母が、小さな声で呟きだした。何?と、顔を近づけると、歌を歌っている。
「う~のはな~の におう かきねに~」
 ――『夏は来ぬ』だわ……。
   でも、なんで突然、『夏』なの?
   さっきの先生の話が、お母さんには、お見通しなんだろうか?
   どんな夏が来るかまで……。
   なんだか、一歩、〈この世から外へ〉踏み出したような……。
   いや、そんなこと考えちゃいけない。
 夏へ粛々と歩み始めたように、母は、
「なつ~は きぬ~」
 と、静かに歌い続ける。そのか細い声は、傍らに立つ私の身体に沁み込んできた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハハの歌、最近は、何を歌っているのか、良く分からなくなった。
でも、ハハには、歌が残っているんだなあと、思う・・。
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一級資料

2011-05-24 | 日記
2011年5月24日(火)


今日は、文芸誌の合評会。でも、コミセンに行く前に、ちょっと友人宅に
届け物をしたんだ。そこで、彼女から、
「アジの干物があるから、持って行って~」
と、言われ、喜んで頂いた。
⇒合評会の間、車の中に置いておく訳にもいかない。
⇒家にとって返して、アジを冷蔵庫へ。
⇒再び、コミセンへ。
という流れで、早く行くつもりが、先生も、お客様も、いらしていて、
部屋の机を並べてくださっていました・・・。ありゃ。

合評会は、11名。会を辞めたNさんも久しぶりにお顔を見せてくれたわ。
Nさんからのお土産のお菓子あり~♪
まず、ひとつひとつ作品を合評していったけれど、それぞれに性格が出るわ~。
句読点の間違え、誤字の指摘、「てにおは」の違和感と、細かくチェックする人。
全体的な印象(←それも、プラス系)を言う人・・・含むウィステ。
でも、成長のためには、K氏のように、ずばずばと辛口批評も大事だろう。
「シリーズ物ということで、慣れからか、今回は、作品にキレが無い」
こんな言い方、カッコいいな~。ウィステにも出来たら、いいな~。(^^)

そうそう、先生の作品もある。今回は、仇討ちのある時代物だったんだけれど、
この作品には、ウィステも一言あるので、思い切って、言いました。
「ラストで、若い二人が結ばれるなら、途中の二人のふれあいをもっと描くべき
だと思います」・・・辛口で言えば、「恋愛シーン、無さすぎ~」です。

合評会の後は、みんなでファミレスへ。
先生とお客様は、なにやら文学談義らしい・・。
ウィステたちは、Nさんとおしゃべり。
Nさんは、大震災当日、病院の待合室で、怖くて、側にいる見知らぬ女性と手を取り合って
震えていたそうです。先生のPCが落ちて壊れたとかで、診察は中止。
そこで、ウィステが一言。
「その日の支払いは・・?」(←ポイントはソコか・・)
Nさんは、
「受付の人が、今日はいいですって言ってくれたの」
ウィステは、
「今、私達、震災の日のこと、みんなでエッセイに書いているのよ。今度のエッセイ誌も
国会図書館に収めるでしょ。千年に一度の大震災のとき、当時の庶民がどんなふうに
うろうろしたか、歴史の一級資料になるのよ~。
(←文学的価値とは言っておりませんです、はい・・・)(^^;)
Nさんも、またサークルに戻って、書いて。歴史的に大事なことなのよ~」
と、お勧めしました。(^^)

また、ご都合がつくようになったら、戻ってきてね。(^^)


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先生のお言葉

2011-05-23 | 日記
2011年5月23日(月)


エッセイサークルのIさんとファミレスへ。
その後、ダンスレッスンの予定があるので、ファミレスでもダンスでも通用するような
スカートでね。

おしゃべりはいろんな本のこと。
ウィステはどちらかというと直木賞系の本が好きだけれど、Iさんは芥川賞系の文学がお好き。
芥川賞系には、ウィステは恐々なんだけれど、Iさんは、笑っちゃうくらい面白いよと、
いろいろと知らない作家さんの本を紹介してくださったわ。

そして、エッセイサークルで学ぶ意味についても・・。
いろんな価値観の方と会う、客観的な意見を貰える、楽しい・・・そして、
普段は厳しいことを言われるって無いから、貴重な場よね。
厳しい先生のお言葉を成長の糧にしよう!
・・・この辺りまでは、健康優良おばさんの性格が出ていました。

しかし、やがて・・・。
エッセイって、これが正しいってものがあるわけじゃなし、先生の厳しいお言葉も、
全部受け入れなくても、いいよね~。
⇒納得いかなかったら、スルーよ、スルー。
⇒スルー力をつけると、将来、老人ホームで価値観の違ういろんな人と出会っても、やっていけるわ~。
⇒すなわち、エッセイは人生修行の場よ・・・。

と、盛り上がりました。
こっちが、ウィステの地です・・。(^^)

その後、ダンスレッスンへ。
今日は、先生に特に姿勢について言われました。頭から突っ込むのは駄目とか・・。
先生は、
「ダンスは”これが正しいってものがあるわけじゃない”です。どう踊っても、いいんです。
足型が違ってもかまいません。
ただし、姿勢が出来てバランスが取れている、男性との調和が出来ているという
基準をクリアしていれば、です」と。

「正しいってものがあるわけじゃない」って・・・、う~ん、先生にさっきの話が
ばれているような・・・??
ウィステの顔に書いてありました・・?
それとも、組んだ掌から、考えが伝わっていましたか・・?
なんか、謎のタイミングでした。
先生、侮るべからず・・。は、はあ~。m(_ _)m

家に戻ったらお腹が空いてしまって、Iさんに頂いた笹団子を二つほお張ってしまったわ、
晩御飯前に・・・。(^^;)

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傘・・

2011-05-22 | 日記
2011年5月22日(日)


午後になって、空が暗くなって、雨がぽつぽつ降ってきた頃、靴屋さんから電話があった。
注文していたラテン用のダンスシューズが出来たとのこと。
大雨になる前にと、急いでお店に行ったら、形が注文と違う。
スタンダードとラテン兼用シューズになっていた。
奥さんに言うと、奥さんが注文用紙に書き込んだ時に間違ったそうだ。
作り直しということに・・・。

外に出ようとしたら、ざ~っとすごい勢いで雨が降ってきた。
傘を差して、車へ。
いつもは、傘を差して車に乗るときって、先に傘を閉じ、車に乗る。
その間、ちょっと濡れる・・。
でも、今日はあまりの豪雨に、先に車に乗り込んで、座ってから傘を閉じようとした。
ドアが邪魔でなんかやりにくく、えいやっと閉じた。
とたんに、パリっとした感じがしたと思ったら、細かい骨が外れていた・・・。
なんで、こんな簡単に骨が外れるんだ?
ウィステが何をした・・?(←傘を閉じた・・・)

中途半端に開いたままの傘を車に入れて、家に戻り、良く見てみた。
細かい骨が外れた結果、ボタンを押しても開かない。閉じない。
といって、きちんと開くことも、開いたままになることも出来ない。
はあ~・・・、壊れた。
え~と、色即是空だっけ、「形ある物は滅す」とか。(^^;)
しかし、傘は、ねえ・・。こんな小さくても粗大ゴミなんだ。
2本500円、または、粗大ゴミ処分場へ持って行かなくてはならないんだ。
がっくり・・。

まさに無駄足の外出でした。(>_<)

それから、午前中に図書館で借りた「山羊座の腕輪」(ローズマリ・サトクリフ)を読んで過ごした。
中高生向けの歴史物なんだけれど、ウィステが山羊座なんで目に止まったんだ。
イギリスがローマに支配されていた時代(1C~4C)、父から息子へと伝えられるルシウス
という名前と山羊座の模様の銀の腕輪を巡る350年の家族の物語。
中高生向けのせいか、とても爽やかで、雨も傘も、意識から飛んでいってくれました・・。(^^)
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