ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

浮世絵展

2011-05-28 | 日記
2011年5月28日(土)


ボストン美術館浮世絵名品展「錦絵の黄金時代」を見に、千葉市立美術館へ行ってきた。
Aさんが、カップル無料招待券を頂いたそうで、お誘いを受けたんだ。(^^)
雨なので、美術館の入り口には、100円入れる傘たてがあった。
と、お金の取り出し口に100円玉が・・?
100円は後で戻るのを知らない方が、取り忘れたのだろうと、とりあえず、
その100円で傘を預けました。

美術展は、鳥居清長⇒喜多川歌麿⇒東洲斎写楽を中心に、役者絵、吉原の太夫の絵、
評判の小町娘・・・と、美しい絵姿でいっぱいだった。
清長・・・正月、桃の節句、端午の節句、・・・と、季節ごとの子供たちの遊びが愛らしかった。
歌麿・・・女性たちが、くねくねとした姿態で、色っぽくなったなあ・・。
写楽・・・もうなんといったら良いのか、迫力だわ。それまでの浮世絵とはまったく異質で、
     役者の人間味を出しているというか、よくまあ、ここまで女形の老いを描いてしまうというか。

ただ、写楽は10ヶ月くらいしか活躍せず、その謎については諸説ある。
ウィステは、以前、「役者の人間性に迫る描写が、役者に嫌われた」という説を読んだことがある。
それ、すごく納得したわ。
もし、歌麿と写楽が、ウィステの肖像画を描いてくれるとなったら、どっちに頼む?
写楽だったら、ウィステの皺、お肉のたれ具合、太さを克明に描いて、しかも、それを見て、
「素晴らしい」と、言われるのよ、世界中の人に・・・!
歌麿だったら、ウィステを美しく、ややぽっちゃりであっても、あくまでも美しく描いてくれる
と、思うの。似てる、似てないじゃないのよ。
それなら、ウィステはその絵を大量に買って、知り合い、親戚に配るわ。
もちろん、歌麿の絵だから、世界も絶賛~♪
版元にとっても、どちらが良いか、一目瞭然・・・。
(←素晴らしい浮世絵展の感想が、コレか・・・)(^^;)

美術館のカフェも美味しく、心身ともに満足~♪

帰りに傘を取り出すとき、返ってきた百円玉は、そのままにしておきました。
次の方へ、どうぞ・・と。(^^)



コメント
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