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2019フランス シャンパーニュの旅(2)フジタ礼拝堂

2019-09-19 16:44:26 | 2019フランス シャンパーニュ、アルザスの旅
フジタ礼拝堂【平和の聖母礼拝堂】

パリ市内の風景を描いたフジタの絵画は昔から大好きだったので、今回フジタ礼拝堂を訪れることができて大変感激しました。

5月から10月末までしか見学することができず、また内部の撮影も最近解禁となったと聞き、この時期に訪問出来た縁に感謝しています。

日本人画家藤田嗣治(洗礼名 レオナール フジタ)は1913年27歳の時にフランスに渡り、エコール・ド・パリの一人として活躍しました。
2度の大戦の後1958年にランスのサン レミ聖堂で君代夫人と洗礼を受けました
その時の教父ルネ・ラルー氏はシャンパンメーカー「マム」社の社長でありフジタのパトロンでした。
そのことからマムの敷地内の平和の聖母に捧げる礼拝堂を造ることになりました。

1966年80歳のフジタは礼拝堂のフレスコ画に着手して、たった3ヶ月で完成させました。
特別な漆喰を塗った壁に細い筆を使いキリストの受胎から生涯の数々の場面を描かれています
毎日12時間壁と向き合い全部で200㎡にも及ぶ空間を仕上げ、完成した礼拝堂はランス市に寄贈されました。


シャンパンメーカー「マム」社の向かいに佇んでいる

入口後方の壁画



福音書記者を示す4つの動物に囲まれている様子

聖エリザベート(左)と聖母マリア(右)、その後方に平和の聖母が二組の女性グループと子供たちを祝福し守る姿が描かれている
この右側にフジタのサインとその上にはフジタの晩年をささえた君代夫人の自画像
↓(下の絵)

正面の壁画の聖母がキリストを抱いた壁画の右側にフジタのサインがある

「最期の晩餐」
その下には君代夫人が2009年に亡くなる前に取られた写真。ここにフジタと共に葬られている。

二度の大戦を体験したフジタが母国日本の特に広島に落とされた原爆の悲惨さを描いたステンドグラス

「旧約聖書」を主題に制作されたステンドグラス

このステンドクラスの右横の壁に描かれている↓(下の絵)

ランス大聖堂とサン=ドニ大聖堂とぶどう畑を背景にシャンパンの樽に腰掛ける聖母とキリストはこの土地ならではのもの。
聖母を樽の上に腰掛けさせるという図像を描くにあたってフジタは法王に許可を取ったと言われている

十字架の足元にひざまづくフジタ自身。その横にはフジタのパトロンであり教父であったルネ・ラルー氏が描かれています

 *~*~*~  アミの想い  ~*~*~*~*~*

   大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
   自然の恵みに感謝と喜びあふれる豊かな時間

   私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
   明るい未来につながることを心から祈っています。

  *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

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