Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

少年メリケンサック

2009-02-15 22:12:39 | 映画
先日、仕事帰り新宿を歩いているときのことだ。『少年メリケンサック』という作品の映画広告の車が通り過ぎていった。



その気になってみると地下鉄駅にポスターが貼ってあったり雑誌に掲載されていたりと大がかりである。予備知識は殆どなかったがパンクを題材にした映画のようである。日本のパンクといえば私の頭の中では大学の頃学祭に現れたパンタ率いる『頭脳警察』、当時音楽メインの構成であった雑誌『宝島』が取り上げていた『the 原爆オナニーズ』といった面々である。しかし最近のパンクと呼ばれるグループは今ひとつよく知らない。

昨日から公開されたが今日は行きつけのシネコンで全ての映画が1,000円均一。この『少年メリケンサック』映画を見ることにした。80年代にパンクバンドを組んでいたオヤジどものバンド再結成を中心としたストーリーでそこそこに楽しめた。嬉しかったのは私が上京当時から入り浸り働いていた高円寺の街が描かれていた点である。また出演者のヴォーカルのジミー役が田口トモロヲであったのには笑ってしまった。ちょい役でTHE STALINの遠藤ミチロウ、また中学の頃聞いていたFM番組サウンドストリートの烏丸せつこが登場したのも何ともにくい。印象的だったのは主人公のオヤジ共が現在のパンクバンドを名乗る若い世代のライブに乱入しメチャメチャにしてしまうシーンであった。

映画終了後、
♪となりのばばあに農薬飲ませろ!
という劇中の曲が頭の中をリフレインで駆け巡っていた。

そんな中、駐車場に戻ろうとモールを進んでいくと音楽が聞こえてきた。進む方向では『泣ける歌』と題した曲のライブが行われ4人組の男性がライブを行っていた。映画のワンシーンを思いだし、劇中のオヤジどものようにライブ会場へ乱入してやろうかという衝動に駆られ、映画のストーリーにのめり込んでいた事実に気づいたのであった(爆)



以下、goo映画より抜粋
メイプル・レコード新人発掘部門のかんなは、会社退職予定のその日、動画サイトに投稿されたパンクバンド、少年メリケンサックに釘付けになる。イケメンギタリストがギンギンに弾きまくり、凶暴なパフォーマンスでファンを熱狂させているのだ。早速、バンドとの契約に乗り込むと、そこにいたのはイケメン青年ではなく、昼間から酔っ払ったオッサン。動画に投稿されていたのは25年前のライブ映像で、メンバーは50代になっていた!
『真夜中の弥次さん喜多さん』以来、4年ぶりの宮藤官九郎監督作品第2弾は、パンク映画。レコード会社との契約期限が迫り、仕事もプライベートも崖っぷち状態のOLかんなは、契約終了日に勘違いで契約したオヤジバンド、少年メリケンサックを売り出すため、全国ツアーに乗り出す。パンク嫌いなかんなとパンクバンドという相いれない一同だったが、ツアーを続けるうちに、彼らの間に仕事を越えた友情が芽生える。破滅型の人生を送ってきたメンバーたちの心がじんわりするエピソードが、絶叫パンク映画の裏側に絶妙なスパイスを効かせている。出演は、宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲほか。宮崎あおいのコメディエンヌぶりもお見事!

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