コンピュータ社会への警鐘を鳴らすSFとしては、ジョージ・オーウェルの「1984」が有名です。ちなみに、アップルがMac発表時に制作したCF「1984」もこの作品をモチーフとしています(なお、CFの監督はあのリドリー・スコット)。
この「ジョーという名のロジック」も、進み過ぎた情報化社会を描いた短編小説です。
各家庭には、「ロジック」という"文明を変貌させた"機器があります。ロジックには「キイ」と「スクリーン」が繋がっていて、何か知りたいことがあればそのキイで入力すると、天気予報やニュース、お買い物情報まで教えてくれます。また、ロジック同士が繋がっているため、呼び出してスクリーンを観ながら会話をすることもできます。
それを可能にしているのは「タンク」というありとあらゆる情報を詰め込んだ物で、国中のタンクがお互いに「リレー」しています。
しかし、ある時検閲回路が壊れてしまい、ロジックは違法な情報まで提供し出します。バレない人の殺し方、偽金の作り方、他人の個人情報など。そして、主人公も昔別れた女性に個人情報を突き止められ...
と、まあこんな内容です。
まさに、現代のインターネット社会を描いているわけですが、この作品は1946年!に書かれているんですよ。60年近く前ですよ。読んでて怖くなりました。作者の想像力には脱帽するしかないです。
#仕事で客に「5年後のIT状況なんて、想像できませんよ」と言ってる自分が情けないです
本作品は、創元推理文庫の「SFカーニバル」に収録されています。この本、すでに刷られていないようで入手ができませんでした。しかし、今は中古書店がネットでサービスしてくれているんですよね。あっさり見つかり、通信販売で手に入れることができました。
・・・僕の「ロジック」はよく働いてくれます
この「ジョーという名のロジック」も、進み過ぎた情報化社会を描いた短編小説です。
各家庭には、「ロジック」という"文明を変貌させた"機器があります。ロジックには「キイ」と「スクリーン」が繋がっていて、何か知りたいことがあればそのキイで入力すると、天気予報やニュース、お買い物情報まで教えてくれます。また、ロジック同士が繋がっているため、呼び出してスクリーンを観ながら会話をすることもできます。
それを可能にしているのは「タンク」というありとあらゆる情報を詰め込んだ物で、国中のタンクがお互いに「リレー」しています。
しかし、ある時検閲回路が壊れてしまい、ロジックは違法な情報まで提供し出します。バレない人の殺し方、偽金の作り方、他人の個人情報など。そして、主人公も昔別れた女性に個人情報を突き止められ...
と、まあこんな内容です。
まさに、現代のインターネット社会を描いているわけですが、この作品は1946年!に書かれているんですよ。60年近く前ですよ。読んでて怖くなりました。作者の想像力には脱帽するしかないです。
#仕事で客に「5年後のIT状況なんて、想像できませんよ」と言ってる自分が情けないです
本作品は、創元推理文庫の「SFカーニバル」に収録されています。この本、すでに刷られていないようで入手ができませんでした。しかし、今は中古書店がネットでサービスしてくれているんですよね。あっさり見つかり、通信販売で手に入れることができました。
・・・僕の「ロジック」はよく働いてくれます