首位仙台相手にドローという結果にも、試合後のサポーターの拍手はまばらだった。
Ｇ大阪は先制しながらも得意の勝ちパターンに持ち込めず、終盤に失点。
ホームで勝ち点３を逃した。
後半１７分、倉田がチームとして公式戦４試合ぶりのゴールで先制し、一度は流れをつかんだかにみえた。
しかし、同３３分に一瞬の隙をつかれた。
途中出場の梁勇基がフリーであげた左クロスを、赤嶺に頭で合わされて追いつかれた。
「サイドのプレスが甘かったことに尽きる。
中だけでは守りきれない」。
松波監督は詰めの甘さを指摘した。
アジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）を含め、今季１５試合でいまだ無失点の試合はない。
新加入で守備陣の軸を任されながら、本来の力を発揮できていない日本代表ＤＦの今野はこの日も赤嶺をマークしきれず、「ああいうピンチは僕が防がないと。
責任を感じる」と唇をかむ。
リーグ下位から脱出できないＧ大阪。
攻撃陣が昨季までの爆発力を見せられていないだけに、守備からリズムをつかみたいところなのだが…。
（藤原翔）
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