公明党は8日、来夏の参院選愛知選挙区(改選数3)に新人候補を擁立する方針を固めた。
2007年に失った議席の奪還を目指すとともに、比例選と連動することで票を掘り起こし、民主、自民の2大政党に対抗する「第3極」の勢力拡大を阻止する狙いもある。
擁立するのは名古屋市昭和区在住の元会社員の男性(41)。公明党は07年の参院選で愛知選挙区に現職候補を擁立したものの、民主党新人に押し出される格好で議席を失った。10年は「比例選に力を注ぐため」として、選挙区参戦を見送った。
今回、公明党が6年ぶりに選挙区に候補を立てる背景には、議席を取り戻すことに加え、橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会など第3極が躍進していることへの危機感がある。愛知県でも大村秀章愛知県知事や河村たかし名古屋市長らが非民主、非自民の勢力結集に動いている。このため、比例候補だけでは集票に限界があると判断した。
(2012年5月9日10時06分
読売新聞)
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