てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

ギンモンシマメイガに寄生され、全滅するキアシナガバチの巣の観察  まとめ

2019年09月29日 16時55分15秒 | 日記

2017年9月2日に撮影した、キアシナガバチの廃巣。

この時に、この巣は、ギンモンシマメイガに寄生されて全滅したのではないかとの疑いを持った。2017年09月02日 を参照。


2019年02月20日 にも同所で同じような廃巣を見つけた。

2018年は忘れていて、何も観察しなかった。



2019年05月21日 に、同所でギンモンシマメイガの成虫とキアシナガバチの巣を見つけて、今年こそはその様子を観察してみようと思い立った。


2019年05月25日 に、ついに何かの卵を発見。

蛹室の蓋の上に産み付けられているので、これこそギンモンシマメイガの卵ではないかと、思い込んでしまった。

後日これは、キアシナガバチの卵だと判明。


2019年06月09日 には、その卵が孵ってちいさな幼虫が見えた。


2019年06月13日 には、幼虫がかなり大きくなっていた。

そのうちにキアシナガバチの蛹を食べ始めるのではと思ったが、それは後で間違いだと気が付く。


2019年06月24日 には、ますます大きくなってキアシナガバチの幼虫と変わらない大きさになった。

しかもキアシナガバチの親蜂が餌を与えている。

このあたりから疑念を抱くようになる。

 

2019年7月9日、キアシナガバチの幼虫は、喰われるどころか巣はどんどん大きくなっていた。

親バチも増えている。

これは蛹が孵って、働きバチになっているのではなかろうか。


7月12日には、ますます大きくなって親バチも、増えてきた。


7月26日。もう、同じ位置からは画面に入らなくなった。(単焦点レンズ)

これまでの予想は完全に外れて、これでは引っ込みがつかない。


9月1日。100頭以上の働きバチ?がいた、幼虫の姿が見えない。


      同日、50cm程離れた別の巣の様子を見ると、なんだか様子がおかしい、蛹室に白いものが詰まっている。

      

 

--------  ここからが、今日の観察 -----------

9月29日、すっかり空になった本命のキアシナガバチの巣。完璧な姿。


50cm程、離れたところにある、少し小さいキアシナガバチの空巣。これまでは本命ではなかった。


この小さい方の空巣を、竹の棒で落として見た。中に何か動くものを発見。左に見えるのは本命だった巣。


 

 

中から出てきたのは、ギンモンシマメイガの幼虫ではないだろうか。2頭出てきた。

とりあえずギンモンシマメイガの幼虫を確認できたのは良かった。

来季の観察の参考になるかもしれない。来季こそはギンモンシマメイガの幼虫がキアシナガバチの幼虫を食べるシーンを撮りたい。


一年前の記事。    180929

 コゲラ  アゲハ  ホソヘリカメムシの幼虫   ナカボシカメムシ   タヌキマメ  

スッポンの甲羅干し   セッカ   ホタルガ   メキシコサラマンダー  (ウーパールーパーのルーツ)  


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿