ワニなつノート

問い



  問い



子どもたちの悲しみは
「障害」ではない


悲しみは問われること


どうして ここにいるの?
どうして 話せないの?

どうして できないの?
どうして うまれてきたの?


その問いに 「相手」はいない
その問いは 「応え」を求めない

その問いは 「対話」を閉ざす


一方通行の問いに 応えられず
だまって立ちつくす 子ども


苦しいのは 障害があることではない

苦しいのは 問われること


さびしいのは 一緒に考えてくれる人が
いないこと





【詩集】子どもらしさへの許容量が枯れる日
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