先週の土曜日は、今年3回目の就学相談会でした。
参加者は20名弱…。7月は約60名だったので少ない感じはするけど、これくらいがちょうどいい。
この人数だと、今でも全員の座っている場所を覚えている。
誰がどんなことを話したのか、どんな話にうなずいてくれたのか、
表情の変化も印象に残ります。
でも40人、いや30人を超えると、逆に誰一人、記憶に残らず、どの話が伝わったのか、伝わらなかったのか、まったく分からず変な焦りだけが残ります
いつも思うのだけれど、学校の授業でも、こうした大人の相談会でも、「場の雰囲気」というのがとても大事な気がする。
伝わるのは、「話の中身」よりは、その話がその場の人びとのあいだでどんな雰囲気で受けとめられていたのか、どんな感じで「共有」されたのか、その「空気」が、ふだん一人で子どもの将来を思い悩んでいる親にとって、信頼できると感じてもらえるものになる、ような気がする。
小学校でも、そこで「何が理解できているか」よりも、「どんな雰囲気を共有し、どんな感情を味わっているか」が大切だという話と重なる。
当日のアンケートを読んで、ほっとする。
【「分けること」により、子どもに合う環境を作ってやることがよいのか?と考えていたところ、必ずしもそうではないということを今回知った。
今までと異なった視点での考え方に接することができ、目からうろこであった】
【今まで悩んでたことが、スッキリしました。
先生の話や、先輩の方々の話に感動しました。
小学校だけでなく、その先も、どうやって環境を整えていけば、子どもが気持ちよく学校に行けるのかを考えていきたいです。】
今週の日曜日も、また就学相談会です ♪
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