一人ディズニー見聞録

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ディズニー・オン・クラシック2022 12/15公演 第2部

2022-12-24 08:55:00 | コンサート



〈ファイナルコンサートで貰えた来場者プレゼントのクリアファイル〉

12/15(木)、「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2022」(以降オンクラ)が、東京国際フォーラムで行われた。一昨日は第1部を紹介し、本日は第2部を紹介する。

第2部が定刻通りに始まり、ナビゲーターのささきフランチェスコさんと指揮者のリチャード・カーシーさんのトークセッションが行われた。フランチェスコさんはリチャードさんに、ディズニー・オン・クラシック(以降オンクラ)への想いや日本で何がしたいかなど、3年ぶりに来日したリチャードさんに様々なことを聞いていた。

第2部は、大人気プリンセス映画『塔の上のラプンツェル』から全曲演奏された。この演目の詳しい様子は、9/13にアップした記事に書いており、そちらを読んで確認して頂きたい。今回は、演目中に大きく盛り上がった2つの場面を取り上げよう。

1つ目は、魔女のゴーテル役を演じたトリシア・タンガイさんが『お母様はあなたの味方』を唄う場面だ。トリシアさんは、ステージ上のスクリーンに映し出されるゴーテルと同じようにラプンツェル役のケイリー・ルビナッチオさんを脅しながら唄っていた。その姿は、作中のゴーテルと全く同じく恐ろしくもどこか愛嬌があった。

さらに、強欲な魔女になったトリシアさんは唄い終わると、観客にもっと拍手をするようにジェスチャーした。観客席からは、割れんばかりの拍手が起きるとトリシアさんは一旦止め、再び拍手をするように求めた。この『笑っていいとも!』でのタモリさんのようなやり取りが3回続くと、小声で「O.K.」と言って舞台袖に向かった。トリシアさんとのやり取りに会場からは笑い声が聞こえ、お客様が楽しんでいる様子が伺えた。


2つ目の盛り上がった場面は、『王国でのダンス』の演奏時だ。曲に合わせてシンガー全員が登場し、流れる映像と同じように踊った。演奏後、観客席から拍手が起こると、シンガーたちが観客全員が立つようにジェスチャーされた。

この日は初めてオンクラコンサートに来る人が多かったため、この演出に戸惑う方々が多くいた。しかし、前列が立ち上がると次々と立ち上がり気がつくと全員立っていた。そして再び曲が演奏されると、ヴァイオリンとヴィオラ、さらには指揮者のリチャードさんも一緒になって踊った。この時、観客と演者との間に巨大な一体感が生まれ、今日一番の盛り上がりとなった。

大いに盛り上がった第2部も終えると、オンクラ恒例のアンコール曲『星に願いを』が演奏された。
コンサートマスターの青木高志さんのヴァイオリンソロと指揮者のリチャードさんが弾くピアノソロで始まり、外国人シンガー全員が日本語で合唱した。『星に願いを』に続いて『王国でのダンス』と『歓びに包まれる王国』が演奏されアンコールは終わった。

通常の公演ならアンコールで終わりになるが、この日は秋の全国ツアー東京公演のファイナルコンサートのため、オンクラ恒例の5本締めとシンガー、コンサートマスター、指揮者の挨拶が行われた。

5本締めは、1本指で3拍子を打ち始め、徐々に指の本数を増やしていき最後は5本指(手のひら)で締めるというものだ。初めて行う5本締めだったが、5本目の時は当然ながら大きな手拍子が会場に響いた。大音量の手拍子は、今ツアーを締めるにはふさわしいものだった。

続いてシンガーたちの一言挨拶が行われた。外国人シンガーと指揮者のリチャードさんは、日本語で感謝の想いを述べていたが、その中でもトップバッターのモネ・サーベルさんとアーロン・ヤングさんの挨拶が特に印象的だった。

トップバッターを務めたモネさんは、高いテンションで楽しげに日本語で「おやすみなさい、東京!!」と叫び、会場は爆笑の渦に包まれた。明るいキャラクターのモネさんらしい挨拶だったが、あまりにもインパクトが強かったため、他の人の挨拶がどんなものだったか忘れてしまった。

一方、アーロンさんは感謝の想いを述べた後、この日のルーレットコーナーで歌われなかった『ハイスクール・ミュージカル』の『みんなスター!』のサビを簡単に唄い会場を盛り上げた。個人的に今ツアーで一番好きな曲を一瞬だけ唄ってくれたのは、最高に嬉しかった。

感謝に包まれた挨拶が終わり、2時間30分を越えるファイナルコンサートは幕を下ろした。この日の盛り上がりは、ファイナルにふさわしく観に来た人々を感動させ、「来年もオンクラに行きたい」と
思わせるものになった。


〈第2部セットリスト〉

①『塔の上のラプンツェル』

『プロローグ』、『自由への扉』、『ラプンツェル、髪をおろして!』、『お母様はあなたの味方』、『お尋ね者、フリン』、『ティアラ』、『誕生日の願い事』、『ラプンツェルの取引』、『自由への扉(リプライズ2)』、『最高な気分、でも最低な気分』、『お城の馬』、『誰にでも夢はある』、『秘密の通路』、『魔法の花/二人のキャンプ』、『お母様はあなたの味方(リプライズ)』、『王国でダンス』、『あの灯りが待ち遠しい』、『輝く未来』、『お母様のもとへ』、『真実に気付いたラプンツェル』、『ゴーテルの最期』、『いやしの涙』、『歓びに包まれる王国』

②アンコール『星に願いを』、『王国でダンス』、『歓びに包まれる王国』