goo blog サービス終了のお知らせ 

一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

ディズニー・ワールド・ビート 2022 第1部

2022-08-08 07:40:00 | コンサート
8月6日(土)、サントリーホールで行われた「ディズニー・ワールド・ビート」を観てきた。

ディズニーソングのジャズコンサートは3年ぶりに行われるため、多くの人が待ち望んでいた。そのためこの日のチケットは、公演日までに全て完売していた。そのため、当日見切り席が販売されるほど、大盛況だった(サントリーホールはステージ後方の席が見切り席として販売。そこからは演者の顔やステージ後方に設置されたスクリーンが見にくくなっている)。

午後2時。ついにコンサートが開演。ミュージシャンたちが次々と登場した後、最後には今公演の音楽監督兼バンドリーダーのブラッド・ケリーさんが登場。

ブラッドさんは、ディズニー・アニメーション作品をはじめ、東京ディズニーシーのショー音楽を制作するなどディズニー関連の音楽作品を手掛けるミュージシャンだ。また、日本では「ディズニー・オン・クラシック」の指揮者を2002年の第1回より16年間務め(2018年に勇退)、2019年からは「ディズニー・ワールド・ビート」で音楽監督兼バンドリーダーを務めるなど、ブラッドさんはディズニーソング界で活躍するスゴいミュージシャンだ。

話をコンサートに戻そう。コンサートのオープニング曲は、『ピーターパン』(1953)の『右から2番目の星』がスウィング・ビート調で演奏された。おなじみのメロディと異なっていたが、心地よいリズムで聞いていてリラックスできる曲となっていた。

『ラン・ラマ・ラン』
(『ラマになった王様』)、『あこがれの夏』(『アナと雪の女王』)が演奏された後、バンドリーダーのブラッドさんが日本語でMCを始めた。ブラッドさんの流暢な日本語に会場は一瞬ざわついたが、反って会場のお客さんとの距離を縮め、その後の演奏が盛り上がる効果に繋がったとも感じた(このことは後日詳しく解説)。

ブラッドさんのMC後、今公演でシンガーを務める4人の外国人シンガーが登場。『チム・チム・チェリー』(『メリー・ポピンズ』)をシンガー全員で歌唱後、アネット・ムーアさんが『秘密のブルーノ』(『ミラベルと魔法だらけの家』)、エイプリル・ネルソンさんが『パート・オブ・ユア・ワールド』(『リトル・マーメイド』)、ソフィー・レイ・ゴンザレスさんが『ベラ・ノッテ』(『わんわん物語』)を唄った。

コロナ禍になってから久しぶりに女性外国人シンガーを観たが、見た目の美しさ(個人的な趣向)に加えて外国人特有のリズム感(?)が歌をより聞きやすくさせてくれた。

『パート・オブ・ユア・ワールド』演奏後、第1部のハイライトとなったブラッドさんのクイズコーナーが行われた。ブラッドさんに選ばれた会場内のお客さんの1人が、有名なディズニーソングの演奏を聞いて当てるこのクイズは、意外と難しく解答者はもちろんそれ以外の方も全然分からない感じだった。そこで、エイプリルさんが曲冒頭を唄ったところでファイナルアンサー。解答者の方は見事に正解し、ブラッドさんのサイン入りの記念グッズを貰えた(正解の曲は、実際にコンサートに行って確かめて下さい)。

コロナ禍になったことで、コンサート中に演者と観客がふれあうことが難しくなっていた。しかし、そういった特別な状況下でも、ルールを守って演者と観客がふれあう機会が設けられたことは、とても喜ばしいことだった。早く平和な日常が戻ってきてほしいものだ。

クイズコーナー後、正解の曲、『君去りし後』(『メイク・マイン・ミュージック』)、『ベラ・ノッテ』(『わんわん物語』)、そして『Mr.インクレディブル』シリーズのメドレーが演奏され、第1部は終了した。特に『Mr.インクレディブル』シリーズのメドレーは、ビッグバンドの醍醐味を感じられる曲となっていたため、会場は大いに盛り上がった。会場の興奮は冷めぬまま20分の休憩後、第2部が行われた。

〈第2部に続く〉