若葉マークと星のこども

自閉っ子といっしょに~ゆるい感じで日々構造化~

観察日記1

2010-11-12 09:19:51 | ワークショップ
昨日はペアレントサポートワークショップの2回目でした。

テーマは「困った行動にかわるよい行動」

短い講義の後にグループで、子供の困った行動を分析し、困った行動に変わるよい行動と今からとりくめる目標を考えます。

ミニの場合、今現在、家庭で気になる困った行動というと

「親の注意に過剰反応して自傷行動をおこす」

これだとカバーする範囲が大きすぎて抽象的になっちゃうので

「家庭学習の際、間違いを指摘されると、怒って自分の頭をたたく」という点にしぼりました。

この行動のきっかけは「親から間違いを指摘される」とわかりやすいのですが
行動の結果ミニが何を得ているのか?というのは、結構わかりにくい。

一応考えられるのは2点。

①「怒らなくてもいいよ、と親からなだめられる」

②「たたいたことで自分なりに気が済む」

これ、①がミニの望む結果ならコミュニケーションなのでアプローチしやすいんだけど、
②だと自己完結しているので、介入が難しい。
(常同行動や感覚遊びへの介入が難しいのと一緒ですね)

先生からのコメントは「この行動が起きていない場面にヒントがあるのでは?たとえば相手が誰でも同じ行動は起きますか?」

うーん。
私よりは、父親の注意の方が受け入れやすいけど、この行動に関しては100パーセントではない。
家庭学習の場に必ず父親がいるわけでもないので、そういう意味でもあまり効果は期待できないかも。

そんな返事をすると

「では、セルフチェックではどうでしょう。お子さんが自分で間違いを見つけた場合はどうですか?」

あんまり自分で間違いには気づかないですが。
でも、セルフチェックできるスキルはあるので、もしかしたらいいかもしれませんね!
プリントの答え合わせを自分でしてみる、とか。

具体的な対策が浮かぶと気持ちもはずみます。

漢字の書き順や書字の丁寧さはセルフチェックが難しそうなので、
対象を計算問題にしぼって、ミニに自分で答えあわせをしてもらい、一週間様子を観察することになりました。

算数のプリントは1枚。
引き算の筆算です。
自分で答え合わせをして下さいというと
ちょっと不安そうな表情のミニでしたが、
間違いに気づくとあわてて消しゴムで消して、書き直し、赤ペンでマル。
「なんで間違っちゃったの!」と怒ることもなく、頭をたたくこともなく、
「これでよし」と小さくつぶやいて。

よし、すべりだしは上々。


次のワークまで1週間、じっくり観察して行動の意味をさぐっていきたいと思います。

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