ヒルの痕跡

ジョセフィン・フォールの散策時。
ヒルが足に付いていた。

泉鏡花の「高野聖」が頭を過った。
ヒルが雨の様に降ってくる。

上からポタポタ落ちられたら、たまった物ではない。

家族をせき立て、大慌てで車に戻った。
幸い、ヒルは私と家族のそれぞれの足以外にはいなかった。

ヒルに吸われた家族の足。
拭いても拭いても後から血が滲む。

自転車を運ぶ方法

ケアンズは大勢の人が自転車で走っていた。
きっと、この人も自転車で走るのだろう。
だが、なんと大胆な方法で自転車を運んだ事か



ぐるぐる巻きに固定されている。
車の屋根が傷つくではないか。
第一、そんな固定方法でここまで走って来たのか？
ケアンズ周辺の一般道は時速100kmで走らなねばならない。

・・・時速100kmで走って来たのか。
恐れ入りました。

ケアンズでドリアン

なんとケアンズのスーパーマーケットでドリアンが売られていた。
産地を確認するとタイだった。

厳しい植物検疫をパスして店頭に並んだのか。
ご苦労さん。

ケアンズでドリアンを味わうというのは国際的ではないか。



食べて驚いた。
なんとぐちゃぐちゃに柔らかい。
よくよく見ると「フローズン・ドリアン」と書かれている。

常温では食べれた物ではない。
翌日、冷蔵庫で冷やして食べてみた。
そこそこいける。
ドリアンを冷凍にするとは

ピンポンダッシュ？

ピンポーン。

朝の5時半。

一体こんな時間に何事か？
家族がインターホンのモニターで何事かと確認するが誰もいない。
・・・こんな早朝にピンポンダッシュか？

勘弁して欲しい。
ピンポンしたあなたは知らないだろうが、こちらは昨夜帰国して片付けで疲れている。

やれやれ。
布団に潜り込むと、またもやピンポーン。

なんだ、なんだ、なんだ。
モニターで確認するとやはり誰もいない。

どうやら朝日を浴びて、機械が故障したようだ。

ケアンズ6日目

とうとう、最終日。

帰国便は機内食を付けていないので、機内食にサンドイッチを作った。
荷物を積んで、レンタカー屋へ車を返しに。
このレンタカー屋は空港送迎を無料でやってくれる。
ありがたい。
タクシーを使うと30ドル近くする。

シェリダン・ストリート沿いにある「クルージング」という店だ。
次回も利用したい。
5日間借りて合計1,000km走破した。



他国からオーストラリアへの果物の持ち込みは認められていない。
だが、オーストラリアから他国への果物の持ち出しについては？
オーストラリア大使館に確認した。

保護が必要とされているもの以外であれば構わないという。
実際に何が保護されている物かは「動植物保護局（だったような）」に問い合わせて欲しいという。

ま、店で売る程ある物であれば、保護の対象外であろう、と判断した。
日本に於いても、日本に持ち込まなければ構わない。
機内で食べ切れば何の問題も無い、と理解した。
そこで、バナナを機内に持ち込んだ。

サンドイッチとバナナの食事。
ピクニックの様で嬉しくなった。

バナナの皮は機内で客室乗務員に廃棄をお願いした。

ケアンズ5日目

お祭りをやっているポートダグラスへ向かった。

到着してみると、どこでお祭りをしているのか見当がつかない。
小高い丘に登ってみた。
眼下に砂浜が広がっている。
その砂浜の脇に人だかりが。
どうやら、そこに露天商が出ていて、砂浜がお祭り会場のようだ。


砂浜に行ってみた。





様々な露天商が出ている。
なかに銅版画を商っているところがあった。
冷やかしに覗いていると「黒オウム」の銅版画がある。
暫し悩んだが、やはり「白オウム」が好ましい。

店を去ろうとすると、店主のトニーからオーストラリアの形をした皿を頂いた。
トニー、ありがとう。

ケアンズ4日目

雨だ。
昨晩から今朝にかけてバケツをひっくり返したような豪雨だった。

10時過ぎ、ようやく小雨に変わった。
そこでジョセフィン・フォールへと出かけた。
ウールーヌーラン国立公園にある。

到着すると雨は殆ど上がっていた。
ただ、明け方迄、豪雨だった事を考えると鉄砲水があるかも知れない。
水量は増している。
注意して散策した。

「下流プール」、「展望台」、「上流プール」と行った。
やはり雨上がりは凄い迫力だった。

散策後半で足にヒルが付いている事に気付いた。
靴下の上だったので、私は大丈夫だった。
が、家族は不幸にして素足だった。
1匹が吸い付いていた。
慌てて引き離したが、吸われていた。

ケアンズ3日目

今日は自転車屋を覗いた後、モスマン渓谷へ。
ここは、車で1時間半程。

駐車場に車を止めて、3km強の遊歩道を散策した。
川沿いを歩く。
途中、砂浜があり川で泳げる。
しまった。
水着を持ってくるんだった。
ケアンズを出た時は涼しかったので、水着をおいてきてしまった。
それでも、膝まで川に入った。
隣で欧米人が冷たいと叫んでいる。
確かに冷たいが、これなら泳げる。
返す返す水着を持参しなかったことが悔やまれる。
ま、次回来る楽しみができたって事か。





その後の散策がまた楽しい。
遊歩道が歩きやすく造られている。
吊り橋があり、清水も湧いている。
たっぷり一日過ごせるところだ。



モスマンからの帰り道、ポートダグラスに立ち寄った。
今週末迄、祭りをやっているらしい。
移動遊園地を設置しているところだった。
金曜日にはパレードがあるようだ。

ケアンズ2日目

今日はInnot Hot Springsへ。



ケアンズから車で2時間程のところに温泉がある。
水着とタオル、弁当と飲み物を持って行ってきた。
温泉と言っても砂風呂のようだ。
砂地が熱い。
側を流れる川の水を上手く熱い砂地と調節して入浴となる。




快適な温度になるといつ迄でも入っていられる。
幸い時々霧雨が降る曇天だったので日焼けの心配もない。

2時間ゆったりと入浴した。
帰りは気に入りの喫茶店に行こうとヤンガバラに立ち寄った。
が。
残念な事に3分遅かった。
3時半で店は終了。

ま、ギリギリ入店できても、忙しかった事だろう。
気を取り直してマリーバの飛行場へ。
小さな飛行場に小さな飛行機が整然と並んでいた。

今日は白オウムに出会えた。

ケアンズ1日目

ケアンズ空港到着後、タクシーでホテルへ。
直ぐに部屋へ入れるかと思いきや、満室で2時迄部屋は使えない。
フロントの男性は物凄く済まなさそうな顔をした。

とりあえず荷物を預け、レンタカー屋へ。
車を借りて2年ぶりのケアンズをドライブ。
DFOというアウトレットが出来ていた。

その後、キュランダ、マリーバへ。
キュランダは空き店舗が増えたようだ。






マリーバでは黒オウムに出会えた。





マリーバ空港



5時過ぎにホテルへ。
最上階の眺望の良い部屋を用意してくれていた。
ありがとう