雨期とは思えない、気持ちのいい天気だ。
ホテルの朝食は期待を裏切らない素晴らしいものだった。
今日はチャオプラヤー川上流にあるクレット島に行く。
水上タクシーに値段を聞くと1時間1000バーツとのこと。
往復と観光の時間を合わせて4時間。4000バーツ。高い。
かといって、水上バスは途中までしか行かない。
タクシーと交渉する。
「コー・クレット(クレット島)までいくらか」と訊くと通じない。
ガイドブックを見せてもう一度尋ねる。
「ああ、コケー!」
「コー・クレット」は「コケー」と言うようだ。
「1500バーツだ」という。ガイドブックには200バーツとある。
ドライバーはそんな金額じゃ話にならないという。
仕方なく立ち去ろうとすると「600でどうだ」と言ってきた。
「往復で、高速料金込みで、観光時間の1時間を含む」とメモ書きして確認のためサインを貰う。
交渉成立だ。
コケー
とても川の中州とは思えない立派な島だ。1周7kmもある。
焼き物と素朴な菓子が売りのようで、焼き物の窯が点在し、店先では揚げ菓子を作り売りしている。
自分たちの分とドライバーのスワさんの分と2つ揚げ菓子を購入する。
島でののんびりした生活の様子が垣間見られる。
次回来る時は1日ゆっくりと滞在したい。
ホテルに2時過ぎに戻ってきてプールでひと泳ぎ。
快適な水温だ。
泳いだ後、週末だけ開かれる「週末市場」に出かける。
店舗数9000。クラっとする数だ。
色々な物に混じって子犬、子猫、子ウサギが売られている。
それももの凄い頭数だ。毎週こんなに売り切れるのだろうか。成犬、成猫、成ウサギは売られてない。
どれもこれもあどけなくて可愛い。
連れて帰りたいが、我が家には自己主張の強いお鳥様がいる。
それよりも何よりも、日本も動物検疫が厳しくなったようだ。断念する。
6時で閉店。どの店もとっととシャッターを下ろし始める。
ホテル至近のフードコートで夕食にする。
ソムタムと揚げ鶏、スープ、飯。どれも胃腸に優しい味付けだ。
ソムタムは通常5本入れる唐辛子を小さめ1本で作ってもらう。しかもヤシ砂糖たっぷり。
「ソムタム、アロイ(美味しい)」と言って店を後にする。
今夜もマッサージ屋に行く。昨日とは別の店だ。
今夜も「ジェッ」「ジェッ」だ。それでも途中で眠くなる。
ホテルが近くてよかった。