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名張毒ブドウ酒事件 冤罪が疑われる時点で疑わしきは罰せずなのでは?

2015-10-05 10:04:29 | 徒然日記
名張・葛尾の住民は複雑 奥西死刑囚死亡

名張毒ブドウ酒事件。

vorinは、冤罪くさい事件だと思っています。


犯人とされた奥西さんはとうとう病死してしまいました。

長い長い闘いの末、司法が奥西さんの主張に向き合うことなく事件が終わりました。

事件当時は、まだDNA鑑定も科学捜査もない時代。


今でも警察により過酷な取り調べで自白を強いられて、

後日冤罪だったことが分かる事件が後を絶ちませんが、

当時は、自白がすべてになる時代。


奥西さんが本当にやっていないという根拠はありませんが、

犯人だと断定できる客観的な根拠もありません。


つまり、疑わしきは罰せずに当たります。


もし本当に冤罪だったのであれば、

司法は無実の人を強制的に46年間拘束し続けたことになります。

憲法違反です。


事件の当事者や地域住民の人は、

事件を早く終結させたいがために、

奥西さんを犯人に仕立て上げた感が否定できず、

そうなると真犯人を隠ぺいし匿った共犯者になるのではないかと思います。


裁判での証言の記録を紹介しているブログなどを拝見すると、

人の命がかかっている裁判で、裁判官に聞かれても、

証言が曖昧だったり二転三転したり、まったく責任が感じられません。


自分には関係ないし、

早く終わらせたいから犯人は奥西さんでいいじゃないか

と思っている雰囲気が伝わってきます。


葛尾地区の住民は、奥西さんの死で事件終結と考えているようですが、

彼らが証言を二転三転させて奥西さんを犯人に仕立て上げたという事実は、

永遠に消えません。


中東などでは、犯罪を犯したと思われる人は仲間から制裁を受けます。

日本だから起きたことではありません。

どこの集落でも起きうることです。

おそろしい集団心理です。


世の中に正義はありません。

みんな、自分の保身が最優先。

いじめも同じ。


その中で、どう自分に正直に生きていくか、

自分が死ぬときに後悔のないように生きていくか、

念頭に置いておかなければいけません。


事件当時、証言をした人たちは、

自分たちが本当に正しいことをしたのか

一生自分に問いかけて生きていくことになるのではないかと思います。

コメント
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