ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

私にとってもっとも大切なこと

2024-07-06 09:56:00 | エッセー
 昔は男性が年上が普通だったし、平均寿命から見ても、ほとんど女性は
未亡人になるのが一般的だ。私より10歳以上年下の知人や友人達は
すべて今は独り身になっている。それを思えば夫は認知症歴13年、色々
な病気がありながら、今月26日には92歳を無化に向えるが、3年ほど前
精神科の主治医の先生は「奇跡に近いかも知れない」とおっしゃった。
 かけがえのない存在の夫が生きていてくれるだけで、私はとても有難い
し幸せだと思う。

  老化はいろいろ進んでいるので、多分これからは色々なことが起きる
だろうが、ある意味まるで保護者のような包容力で、私を向上させてく
れた夫。わずか3日間の入院で体力は落ち、認知症も加速した状態になり
今まで一度もなかった粗相までした。私はいろいろ工夫して対応したら
1か月ほどで何とか以前に近い状態に戻った。そのため、何があっても
再び入院はさせたくはない。幸い訪問治療を受けているので、真夜中
でも主治医の先生は対応して下さるので大変心強い。

 食事の量が少なくなったが、毎日栄養バランスを考えて、何種類も
作る。でも、以前より食べなくなった。私達は価値観、趣味、考え方
がとても似ているので、喧嘩をしたことがほとんどない。
 家庭人としては最高で、私を世界中に羽ばたかせてくれ、ある意味で
保護者のような存在だった。そして、今日何故か偶然出てきた昔の写真は
憶病で物音京証の私は、いつもそんな目で私を見ていた。
 今朝元気でデイホームのへ出かけたが、(これからも夫の幸せを最優先
にして生きて行こう)、と思った
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