ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス

2017-10-02 08:36:58 | エッセー
 ☆ ジョハリの窓 
 心の中を表すのに理解しやすいのが「ジョハリーズ・ウインドーズ」がある。
それは、アメリカの心理学者 ジョセフ・ルフトとハリー・インハムが
1950年に考案したものだで、心の中には4つの窓があると言う説である。
1 明るい窓
   自分も他人も知っている、開放的な側面(ホンネ)
2 隠された窓
   自分では認識しているが、それを他人に知られないために、意識的に
隠している状態。本当は緊張症や、弱気なのに、それを他人に知られたくない
ために、虚勢を張っている状態など。(タテマエ)
3 見えない窓
   自分では気がついていないが、他人にハッキリ見えている面。
  たとえば自分は神経が細く、いつも損をしていると感じていても、他人
  から見ると、一見気が弱そうだが、意外と図太い面もあるなどのギャップ
  で、良い面とそうでない面とが混在している。
4 暗い窓
  自分にも他人にも分からない、その人の側面、深くて抑圧された感情や衝動
 未開発の才能など、さまざまな面がある。フロイトが説く無意識は、この領域
 である。私はこの窓は「潜在的な能力」ではないかと捉えている。

 可能性がありながら、それを発掘する勇気がないため、開花することなく
終わる人が多いのは、大変残念だと思っている。また、最近自分の中にも
「こんな面もあったのだ」と、気がついて心の中の不可解さに驚いたこ
ともあった。人間の心には誰でも、この4つの窓があるが、どの窓が大きい
かによって、その人の精神的な対応が違ってくる。「隠された窓」が広い人は
閉鎖的で、「見えない窓」が広い人は、自分と他人とのギャップがあり生きにくい
かも知れない。逆に「明るい窓」の広い人は、開放的でどちらかと言うと
ホンネ人間だろう。あまりストレスは溜らないかも知れないが、どちらかと
言うと天真爛漫な場合が多く、悪気なく他人にストレスを与えているかも
知れない。(と書きながら、私も多分このタイプなので、もしかしたら?と少々反省)

 社会生活を営む上では、「隠された窓」も必要で、要はバランス感覚と言える
だろう心はガラス張りのようなものや、一筆書きのようなものではなく、大変
デリケートで複雑なものだと思う。それだからこそ、意外な発見などもあり
心の領域の広さに驚嘆するのだろう。さてあなたは、ご自分はどの窓が一番広い
と感じられただろうか?

 私のカウンセリングルームの指導法は、「自分の内面が理解できなければ、自分
を決して変えることはできない」と思うので、この4つの窓を解明できるために
カウンセリングの他に、性格分析や心理分析、絵画によるテストなど行い、それ
らがネガティブや、マイナス方向であれば、それらを向上させるために、具体的に
アドバイスを行っている。その他「科学的な「自律訓練法」他、私創案の「セルフ
ヒーリンング法」「自己暗示法」催眠法による「イメージトレーニング」など
も導入している。それらは自分を「変えるための方向性が明確になる」ので
比較的効率よく自己改善できるのは自明の理だ。

 無論そのためには、自分自身の努力や、工夫や、勇気も必要なことは
言うまでもないが。一度しかない人生を、満足して生きるようにするため
には、行動しなければならない。その勇気が持てることが、自分の内面が
向上することだと私は理解している。でも本質的には「明るい窓」が広い
ほうが、あまりストレスもなく生きやすいことは確かだ。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (pooh)
2017-10-02 11:47:26
読者登録ありがとうございました。
更新気ままな旅を中心にしているブログです。
これからもよろしくお願いいたします。

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