ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

久しぶりに料理した気分

2024-08-30 14:07:56 | エッセー
 夫が入院し今日で満1か月、毎日病院へ通っているが、この天候では無理
だと休むことにした。私ははっきり認識しているようだが、行くたびに夫
の反応が少なくなるのが淋しい。主治医の先生は「できるだけ早く退院を」と、私の申し出に対して「介護体制が整っていれば、何時でも退院して良い」とおっしゃって、実は今日退院できるはずだった。
 ところが、その直後に病院から「9月3日にご主人の退院後の介護についての会議があるが、もっと早い方が良いですか?」と電話があった。
 それは従わざるを得ない重圧感で、病院側、ケアマネ、プロの介護者
家族などで行うそうだ。

 無論重要なことだが、ケアマネや、訪問治療の主治医の先生にはすべて
連絡済みだったので、それで良いと思っていたのに・・・
 そのため、どんなに早くても9月4日以降になる。
夫のクオリティ、オブ、ライフを十分考量した選択だったのに、もどかし
いが仕方がない。病院ではほとんど食べない夫だが、家に帰ったらきっと
食べてくれるはず。大きな豚ひれ肉を買って、ヒレカツの下準備をしたが
久しぶりに料理用バットを出したら、何だか嬉しくなった。
 今夜の私の分、友人に上げる分を除いて、シールに入れて冷凍庫に入れ
ながら(早く帰って食べて欲しい)と、祈るような気持ちになった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする