大雨の中どうしても外へ出たくて、近くのスーパーへ買い物に行った。
途中の樹木が沢山あるお宅からで、セミが鳴いていたが、今年初めて
聞いたセミの声だった。我が家がある梅が丘駅前通りには、木がまった
くなくなってから何年経つだろう。駅の手前にはとても大きな銀杏が
あった、それが突然切られて、私は涙が出たのは忘れられない。
セミの声はとても懐かしいような、嬉しいような気がして、雨の中
少し立ち止まって聞いた。
今朝5時 家の前で撮った梅丘駅前商店街
8月も半ばなのに、それまで唯の一度もセミの声を聞かないなんて・・・
あまりの暑さで羽根木公園へも行かなかったが、そう言えば、箱根
湯元でも聞かなかったと思い出した。セミの幼虫は7年間地面の中にいて
成虫になって地上に出てからわずか7日間の命だそうだ。
また鳴くのはオスだけで、メスは鳴かないそうで、何だか可哀そうな
気がした。地上に出てから僅か7日間とは、何と儚い命なのだろう。
それに比べたら、人間の命の長さはだんだん伸びていく、喜んでばかり
いられない現実に直面している今。これからどうなるのだろう?