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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■特集俳句530「つつまれてゐて薔薇の香を忘れをり」(「ホトトギス」200010)(今橋眞理子)

2021-05-14 04:56:00 | 特集俳句

○特集俳句530・いろは俳句2-9(つ)・今橋眞理子03・2021-05-14(金)
○「つつまれてゐて薔薇の香を忘れをり」(「ホトトギス」200010)(→今橋眞理子03)
○季語(薔薇・初夏)(「→俳誌のサロン>歳時記>薔薇1」より引用)【→特集俳句-索引1索引2検索3検索4 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほむめもゆ~)】

【鑑賞】:「いろは俳句(つ)」の句は「つつまれて」の「つ」。薔薇の香の只中で薔薇の香を忘れている。既出句で同様の嗅覚の「同質因果俳句」としては、「→蛍臭き手をほうたるの水に浸く」(加古宗也)・「→桃咲けば桃色に死が匂ひけり」(結城昌治)・「→枯蓮の中敗荷の匂ひけり」(小島健)・「→芹引くやほとりの芹も匂ひいづ」(和田祥子)がある。

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