俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○挿絵俳句531・小満や・透次545・2021-05-21(金)
○「小満や針直角に午後三時」(→透次545)
○季語(小満・初夏)【→Haiku and Illustrationへ →第11句集50句へ】
May21,Shoman 3:00pm-
big hand and little hand
are at right angles / Touji
【作句メモ】:午前九時でもいいではないか。そして更に直角時間の深みにはまってゆく。いろいろ検索した結果時計の長短針は一日に44回直角になるらしい。午後三時はその中のひとつに過ぎない。長針が真上の12を指して垂直となり長短針直角となるのは午前午後三時と九時の4回。長針が真下の6を指して長短針直角となる時間はなんと…存在しない。アナログ時計の見た目の形としての回数は同形の午前午後のダブりがあるので44回の半分の22通りとなる。さて、俳句の音数から考えると「午前三時」と「午後九時」はいまひとつ。「小満や針直角に午前九時」と掲句のどちらかの選択となる。そんなとりとめのないことを考えるのに適している時間はやはり午後三時であろうか。