俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○色彩俳句532・青42・髙梨花人01・2021-05-26(水)
○「青地図の中ふるさとは卯波たつ」(髙梨花人01)
○季語(卯波・初夏)(「二十世紀名句手帖⑦海と山のラビリンス」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:「白地図」とはまだ何も記されていない輪郭だけの地図。さて「青地図」とは。昔の感光紙で複写した地図か。青色の印字と紙の湿り気が記憶に残る。故郷の初夏の海の波が寄せてくる。
○髙梨花人(たかなしかじん)(1903~1974)
○好きな一句「草炎にふれては蝶のあがるらし」02
○季語(蝶・三春)(「→句歌でめぐる野田⑯」より引用)
【Profile】:千葉県野田町出身。1920年島村元より俳句を習う。1923年俳誌「水脈」創刊。1924年→内藤鳴雪に師事。1947年「花俳句」創刊主宰。1973年野田市文化功労表彰受賞。