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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句530「夏来たる馬穴の底の鰻かな」(『車谷長吉句集』)(車谷長吉)

2021-05-09 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句530・底(空間)11・車谷長吉01・2021-05-09(日)
○「夏来たる馬穴の底の鰻かな」(『車谷長吉句集』)(車谷長吉01)
○季語(夏来たる・初夏)(「→BLOG俳句新空間」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえけこすせそてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:いかにも昔風のブリキのバケツであろう。その底に鰻が丸まっている。「キタル」や「バケツ」の歯切れのよい音とともに夏が来た。


車谷長吉(くるまたにちょうきつ)(1945~2015)
○好きな一句「葉桜や影深くして蔭重く」(『車谷長吉句集』)02
○季語(葉桜・初夏)(引用同上)

【Profile】:兵庫県姫路市出身。作家、随筆家、俳人。筆名の「長吉」は唐代の詩人李賀にちなむ。妻は詩人の高橋順子。第119回(1998年上半期)直木賞、第27回川端康成文学賞他多数受賞。

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