俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句531「蚊柱に富士山傾ける力あり」(衣川次郎)

2021-05-16 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句531・傾斜(空間)10・衣川次郎01・2021-05-16(日)
○「蚊柱に富士山傾ける力あり」(衣川次郎01)
○季語(蚊柱・三夏)(「俳句201908」より引用)※「富士山(ふじ)」のルビ有【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえすせそてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:小さな虫が柱のように群がっている現象。「ユスリカ」という虫で蠅の仲間で刺されることはないという。密度の濃い蚊柱の向こうに富士山も傾いて見える。


衣川次郎(ころもかわじろう)
○好きな一句「炎昼をそのまま皿に盛るカレー」(『青岬』2017)02
○季語(炎昼・晩夏)(「→栗林浩のブログ」より引用)

【Profile】:1946年東京都出身、神奈川県海老名市在住。「」(→大牧広〔1931~2019〕主宰)副主宰。2019年4月大牧広名誉主宰逝去後の8月、後継誌「青岬」創刊。

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