俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句530「負け軍鶏の鼓動抱きしめ麦の道」(山本富万)

2021-05-10 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句530・振動覚4・山本富万01・2021-05-10(月)
○「負け軍鶏の鼓動抱きしめ麦の道」(山本富万01)
○季語(麦・初夏)(「『俳人年鑑』2004年版」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:五感の「振動覚」第3弾。闘鶏の一幕。たとえ敗北の軍鶏であっても愛おしいわが軍鶏である。生きている生命の震えを抱きしめる麦秋の帰路。


山本富万(やまもととみまん)
○好きな一句「バス停の櫻花爛漫雨庇」02
○季語(櫻花・晩春)(「→575筆まか勢」より引用)

【Profile】:1932年長野県出身。→寺山修司・→上田五千石らと「昭和世代俳人の会」を結成。1969年神奈川県厚木市にて「はまなす」を創刊主宰。会長。

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