俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句531・こめかみ2・内田春菊01・2021-05-18(火)
○「香水は手首こめかみひざのうら」(内田春菊01)
○季語(香水・三夏)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:手首やこめかみは強く匂う。膝の裏や足首は控え目に匂う。ここのところの騒ぎでエレベーターにはまったく乗らなくなったが、そのエレベーターによく立ち込める匂いである。
○内田春菊(うちだしゅんぎく)
○好きな一句「冷酒と君の台詞は後できく」02
○季語(冷酒・三夏)(「→深秋会」より引用)
【Profile】:1959年長崎市出身。漫画家、小説家、エッセイスト、女優。1984年漫画家デビュー。1994年『ファザーファッカー』と『私たちは繁殖している』両作合わせて第4回Bunkamuraドウマゴ文学賞受賞。落語立川流の門下でもあり、高座名「立川於春の方」を持つ。
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■Pickup「香水俳句」7句(2021-05-18)
1「香水の正札瓶を透きとほり」(星野立子)(色彩43透明3)
2「香水の一滴づつにかくも減る」(山口波津女)(好きな一句)
3「香水や自動ピアノの夜想曲」(砂金祐年)(五感442嗅覚94)
4「香水や四方ガラスの昇降機」(藤本智子)(五感477嗅覚99)
5「香水の一滴おのれ立て直す」(藤原照子)(五感479嗅覚100)
6「言ふべきを言ふ香水に力得て」(大庭三千枝)(好きな一句)
7「香水は手首こめかみひざのうら」(内田春菊)↑