俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0214・温感010・淵脇護01・2015-02-20(金)
○「地下室へ闇なまぬるし虐殺忌」(『鶴の天』2012)(淵脇護01)(→忌日祈念日)
○季語(虐殺忌・春) 「ちかしつへやみなまぬるしぎゃくさつき」
【鑑賞】:「虐殺忌」とはなんともおどろおどろしい季語ですが、小林多喜二が官憲に虐殺された2月20日(1933)。多喜二が拷問を受けたのも闇生温い地下室だったのでしょうか。
○淵脇護(ふちわきまもる)
●好きな一句「初つばめ夜明けさびしき歌舞伎町」02
●季語(初つばめ・春) 「はつつばめよあけさびしきかぶきちょう」
【Profile】:1940年、鹿児島県霧島出身。1963年、「河」の→角川源義に入門。河新人賞、河賞、秋燕賞受賞。2001年「河鹿(かじか)」主宰。「火山地帯」により第32回角川俳句賞受賞。第5回文學の森賞受賞。俳人協会鹿児島県副支部長。「河」無鑑査同人。
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淵脇護掲載句
03襞あをく雪をたたへて初火山(初火山・新年)〈特集・地理用語1-2火山〉2020/1/3