俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句098・月=十月(時間)・村山古郷・2012-10-07
○「十月の雨ふりしぶく軒廂」(村山古郷01)
季語(十月・秋)
十月の雨。秋雨。秋の長雨。秋霖ともいいますね。細かい雨が家の軒廂にあたって煙るさまを「ふりしぶく」と表現しています。
○村山古郷(むらやまこきょう)(1909~1986)
代表句「日の当るところ馬寄り黄落す」02
季語(黄落・秋)
京都市出身。国学院卒後、東京保善商業教諭となり2年後、日本郵船に入社。少年時、兄葵郷に俳句を学び、大森桐明の指導を受け上京後志田素琴に師事。「草上」・「東炎」同人を経て戦後「べんがら」主宰。同誌廃刊後「鶴」同人となる。1952年から54年まで「たちばな」を主宰。1981年、請われて「嵯峨野」の主宰を継承した。