俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句013・反射(空間)02・阿波野青畝
○「水澄みて金閣の金さしにけり」(阿波野青畝01)
季語(水澄む・秋)
次元俳句の「反射」の第2弾。澄んだ水の面に金閣寺の金色が映っています。すこし揺らめきながら。
○阿波野青畝(あわのせいほ)(1899~1992)
代表句「水ゆれて鳳凰堂へ蛇の首」02
季語(蛇・夏)
奈良県高市郡高取町生まれ。旧姓橋本。畝傍中学校卒。1923年年大阪の阿波野家に入り、1945年年空襲で本宅焼失、兵庫県西宮市上甲子園に移住。→原田浜人につき、浜人が『ホトトギス』脱会後も青畝はとどまり、昭和初期、→水原秋櫻子・→山口誓子・→高野素十と四Sと称されて活躍。1929年年主宰誌『かつらぎ』創刊。 1973年『甲子園』他で第7回蛇笏賞。1990年、→森田峠に主宰をゆずり、名誉主宰となる。
阿波野青畝掲載句
03「天龍に落ちんばかりの干蒲団」(干蒲団・冬)〈技法・比喩(直喩)=ばかり〉2010/11/12
04「山又山山桜又山桜」(山桜・春)〈方法・漢字表記〉2012/4/12
05「両翼の傾斜たのしむ蜻蛉かな」(蜻蛉・三秋)〈特集・傾く俳句〉2017/9/16