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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句014・昔(時間)02・唐笠何蝶

2010-10-24 01:02:57 | 次元俳句

●次元俳句014・昔(時間)02・唐笠何蝶

 

○「アイヌにはあるのみ今日の月」(唐笠何蝶01)

季語(月・秋)

 アイヌ民族の時間はただ昔があるのみです。秋の月が皎々と照る夜に。アイヌの歴史に思いをはせています。俳句はタイミングの文芸です。この句の「今日の月」という季語は「アイヌには昔あるのみ」という思いを抱いたタイミング(時間)を示しています。

 

唐笠何蝶(とうがさかちょう)(1902~1971)

代表句「夕暮の菜の花色となつてゆく」02

季語(菜の花・春)

神奈川県三崎出身。三歳で安藤家より唐笠家の養子となる。千葉大学医学部卒。北海道北見市で産婦人科医を開業。千葉大に入学のころより句作。1928年「ホトトギス」1月号に初入選。当時は→高野素十・→水原秋櫻子に俳句を学ぶ。1946年より主宰誌「阿寒」を発刊。

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