俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句058・聴覚016・高野素十・2011-10-17

2011-10-17 00:45:42 | 五感俳句

○五感俳句058・聴覚016・高野素十・2011-10-17


○「雁の声のしばらく空に満ち」(高野素十01)

○季語(雁・晩秋)

【鑑賞】:雁が空に群れています。その雁の群影がいなくなったあともしばらく空には雁の声が満ちているかのようです。

 

高野素十(たかのすじゅう)(1893~1976)

○好きな一句:「方丈の大庇より春の蝶」02

○季語(春の蝶・三春)

【Profile】:茨城県北相馬郡の農家の家に生まれる。旧制一高を経て東大医学部卒業。医学博士。俳句は→水原秋桜子の手引きで東大時代に始め、→高浜虚子に師事した。「東大俳句会」のメンバーであり、「ホトトギス」4S時代の一人。1957年「」創刊主宰。

高野素十掲載句

03まっすぐな道に出でけり秋の暮(秋の暮)〈特集・言葉(道)〉2012/8/24

04かたまりて通る霧あり霧の中(霧・秋)〈方法・同質回帰〉2014/10/4

05翅わつててんたう虫の飛びいづる(てんたう虫・三夏)〈方法・スローモー視点〉2020/6/4

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