俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句014・幽体離脱03・三橋敏雄
○「僕の忌の畳を立ちて皆帰る」(→三橋敏雄04)
季語(無季)
俳人の三橋敏雄は2001年12月に神奈川県小田原市の病院で亡くなりました。掲句は生前に作者が詠んだ自分の死の際の句です。自分の葬儀が終わり弔問客が皆帰ってしまう様子を、おそらく天井あたりで見ています。俳人は親しい人間の弔いの句を詠むことは多いのですが、なんと自分の葬儀の句まで詠んでしまいます。