俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●技法俳句012・一物01・米沢吾亦紅
○「烏瓜鮮かにして枯れゆくも」(米沢吾亦紅01)
○季語(烏瓜・晩秋)
【鑑賞】:「配合」(取り合わせ)と相対をなすものが「一物」の句です。「一物仕立て」ともいいます。この吾亦紅の句は烏瓜のことしか詠んでいません。その他のことは一切排除しています。「烏瓜一点」に絞った「一物」の句です。
○米沢吾亦紅(よねざわわれもこう)(1901~1986)
○好きな一句:「露けしや百姓のみち湖に墜つ」02
季語(露・三秋)
【Profile】:長崎出身。九州帝大工学部造船科卒。株式会社名村造船所専務。中学時代、国語教師の→水原秋櫻子門に入り、1935年「馬酔木」同人、1958年「燕巣」創刊主宰、1964年「馬酔木」賞。