俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●色彩俳句011・瑠璃色01・稲垣きくの

2010-10-06 07:07:54 | 色彩俳句

●色彩俳句011・瑠璃色01・稲垣きくの

 

○「色鳥の抜羽拾ひぬ瑠璃濃ければ」(稲垣きくの01)

季語(色鳥・秋)


 「色鳥」とは色鮮やかな秋の鳥の総称です。その色鳥の鮮やかな瑠璃色の羽を拾いました。あまりにも瑠璃色が濃かったので目についたのです。「瑠璃色」とは紫色を帯びた濃い青色のことです。



稲垣きくの(いながききくの)(1906~1987)

代表句「この枯れに胸の火放ちなば燃えむ」02

季語(枯れ・冬)

神奈川県厚木の旧家に生れる。横浜女子商業卒。結婚三年で離婚。松竹蒲田撮影所に女優として入社。大実業家の御曹司をパトロンに華麗な生活を送る。1937年より→大場白水郎の指導を受け『春蘭』『縷紅』に拠ったが、終戦後『春燈』創刊を知りこれに参加、久保田万太郎に師事、万太郎没後後継者の→安住敦に師事する。裏千家茶道教授。第2句集『冬濤』にて第6回俳人協会賞。

コメント