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軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

Arjuna Into The Another World / Yoko Kanno

2010-06-06 02:00:00 | 音楽
Yoko Kanno : Producer, Arranged, Composed, Directed, Keyboards
Hitoshi Watanabe : Bass
Yasuo Sano : Drums
Watanabe : Guitar
Hideyo Takakuwa : Flute
Tsuneo Imahori : Guitar
Masaharu Sato : Guitar
Otohiko Fujita Group : Hones
Masaharu Sato , Mataro Misawa : Percussion
Gavyn Wright Strings , Joe Kato Group , Masatsugu Shinozaki Group : Strings
Seiichi Takubo : Synthesizer , Keishi Urata , Syunsuke Sakamoto
Tokyo FM Shonen Gashodan : Vocals
Masaharu Sato : Vocal

1.Early Bird 2:10
Vocals - Chinatsu Yamamoto
2.覚醒 7:58
3.Cloe クロエ 3:21
Vocals - Chinatsu Yamamoto
4.Time To Die 2:51
5.2nd Life 3:05
6.ダイビング 2:38
Vocals - Gabriela Robin
7.クローン 2:07
8.Feel The Circle 1:37
9.エアロビ 3:26
10.Omega Blue 2:48
Vocals - Gabriela Robin
11.ときのしずく 0:54
12.地球共鳴 1:57
13.預言者 4:10
14.Before Breakfast 1:15
15.Bells For Her 2:05
16.バイク 5:12
Vocals - Maaya Sakamoto
17.Diamond 1:26
18.マメシバ 6:12
Vocals - Maaya Sakamoto
19.クウキ ト ホシ 1:10
Vocals - Chinatsu Yamamoto
20.Aqua アクア 6:29
Vocals - Gabriela Robin
21.マメシバ (instrumental) 4:00
2001

「地球少女アルジュナ」と言うアニメのサントラですが、アニメの内容は全く知りません、マクロスのスタッフが作ったとか作らなかったとか(マクロスったって2系統あるよね・・・当然プラスか)。「管野よう子」の作品ですのでここに登場するわけですが。女性2大サントラメーカーの一人、もう一人は当然「橋本一子」、ただ音楽活動におけるサントラの割合はこの人の方が遙かに多い。カウボーイ・ビバップ、攻殻機動隊、マクロスプラス、ターンAガンダム、そしてエスカフローネ等々、数え上げたらキリがありません。そのサントラの女神の美味しい作品ですが、アニメの内容が分からないので作品と音楽のリンクは不可能・・・純粋に音楽を味わう事にいたしましょう。

1曲目 少女の少し悲しみを帯びた澄み切った歌声とリュートのような弦楽器の調べが異様に美しい音風景を演出、ストリングスもシットリとバックアップ。
2曲目 「覚醒」実はこの曲が気になっているのですが、劇場版カーボウイに入っていた曲「Powder」(幻覚の蝶が見える所のね)と言う曲に何となく雰囲気が似ています。混沌さを加味した様なバックの演奏に女性コーラスの幻想的な雰囲気が場を盛り上げる。何となくその雰囲気が「Powder」にも通じるような・・・・蝶が見えそうなんですね。結構長い曲で間奏はビリンバウの様な打楽器とオッサンのボイスが交差するブラジリアンな展開。まっ、感動的な名曲ですね。
3曲目 再び1曲目の少女がクラビネットをバックにコケティッシュな歌声を披露。聴いていると間違いなく幸せな気分になります、いいですね管野さんの世界だ。女性ボーカルを扱わせたら右に出る者はいない。 
4曲目 効果音的な弦とシンセの音、不気味さをタップリと醸し出すサントラならではの曲。ボイスを交え少し盛り上がり不気味でリズミカルな展開に。元ネタ知らないので・・・何とも・・・
5曲目 これもブラジリアンな響きの弦、ストリングスとボイスが絡み合うでもなく、アコギが曲の旋律をシットリと、ため息のようなボイスと一定のリズムをバックに淡々と。
6曲目 女性コーラスとアコギの競演、コーラスと打楽器が呼応しながらアタックを付け曲を盛り上げる。間奏はアラビックでスパニッシュなアコギの演奏。
7曲目 若干質の違う女性コーラスとハンドクラップ、打楽器群も小刻みに参加し2曲目の旋律を交えた演奏、その後は土着的な雰囲気のコーラスと混沌としたデジタルな演奏が爆発する。
8曲目 オルゴール音の演奏とストリングスが静かにそして少し悲しげに漂う。
9曲目 混沌としたシンセ音に導かれ、歪んだギターとハードなリズム隊がヘビーなナンバーを演奏、ギターパートはボイスを合体させたドシャメシャな演奏、まあ、曲としてはまあまあかな。
10曲目 ピアノとその他の鍵盤の調べが交差、その上を女性ボーカルが優しく流れる。打ち込み系のリズムも加わり、曲としてのまとまりが出てきます。やはり女性ボーカルからませると曲がランク・アップしますね。ゆっくりと心に染み入ってきます。
11曲目 可憐な女性コーラスが教会音楽のような旋律からフォルクローレの一節のような展開に。短い。
12曲目 女性コーラスが力強いオケの演奏に乗ってドラマチックに舞い踊る。何となく場面展開が想像できそうな雄大さも漂う曲。
13曲目 この作品は女性コーラスを多用していますね・・・・よしよし。予言者のイメージ、繰り返す女性コーラスの摩訶不思議な調べと打ち込みと生の打楽器群の作り上げるリズムが聞き手の頭を麻痺させる。ストリングス・シンセが雰囲気を盛り上げる。もう一工夫盛り上げがあれば結構面白い曲に・・・・アニメの挿入曲だから仕方ないね。
14曲目 場面は朝でしょうね、完全にイギリスのフォルクローレ風、フィドルかバイオリンか、そしてギターと笛がピーヒャラと。
15曲目 透明なピアノの音、バイオリンの調べがシットリとまとわりつく。コントラバスもシットリと、切ないほど美しい雰囲気がたまりません。隠れた名曲かな。
16曲目 曲の長さといいちゃんとした「曲」です。歌うのは我らが「坂本真綾」!!持続的なベース音にピアノの調べをバックに語るように歌う歌声はいつ聞いても素敵です。相変わらず音域が広いなぁ・・・・素敵な曲なのに絶対に歌えないぞ・・・・・2番でドラムが入り雰囲気が盛り上がります。それにしても管野さんのピアノの優しい調べは真綾のボーカルを優しく支えているようですね。後半のタイトな演奏、静かな盛り上がりが又素晴らしい。良い曲だ。
17曲目 ピアノだけの優しい調べ、管野さんの全てが凝縮されているような素晴らしい曲。優しさに充ち満ちています。
18曲目 さてさて「マメシバ」何時でも何処でも完全に歌えます。犬の気持ちに立った歌詞と言うのも大変変わっていますが、中性的って言うか獣なんだから当たり前なんですが、歌詞の内容が中々素晴らしいしく感動してしまいます。犬好きにはたまらない曲ですが・・・ジャケの表と裏の写真・・・どう見ても「マメシバ」じゃないですよね。「マメシバ」って名前の違う犬種の犬??やはり元ネタ見なくちゃダメかな。
19曲目 1曲目に対比しているような美しい少女の歌声と微かに聞こえるワンコの泣き声の様な効果音?短い。
20曲目 高貴な雰囲気で朗々と響き渡る女性ボーカルと寄り添うようなコーラス、バックの演奏はストリングス系シンセの温かみのある包み込むような音と、サンプルのような打ち込みリズム。特にボーカルが中世教会音楽のような荘厳さのある調べで大変素晴らしい。宗教的な精神世界を垣間見るような雰囲気は聞く者の汚れを一掃してくれる様な・・・まさに「究極の癒し」間違いなく名曲。
21曲目 「マメシバ」のオケかと思いきや、美しいピアノと切ないストリングスが「マメシバ」旋律を優しく切なく奏でます。これも素晴らしいアレンジだ事・・・・ラスト2段構えの盛り上げでしたね。

「覚醒」「バイク」「マメシバ」「アクア」につきますが、他の挿入曲にもかなり素晴らしい曲が含まれています。作品全体に少し肩の力を抜いたような印象がありますが、元ネタのアニメを理解していないのでその辺の感覚は分かりませんでした。やっぱりアニメのサントラの場合、作品ちゃんと見なくちゃダメですね。







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