DIDIER LOCKWOOD: VIOLIN
GORDON BACK: PIANO
DAVE GREEN: BASS
KIM PLAINFIELD: DRUMS
1.RACE AGAINDT TIME
2.TAKE YOUR TIME
3.LE SOLO
4.VAVAVOUM
5.THE BLACK BIRD BECKONS
1986 JMS.
ディディエ・ロックウッドの・・・ええと、86年に発表されていますのでその年当たりでしょうか、パリのオリンピア・ホール(マグマのライブを繰り広げた現場ですね)でのライブですね。ジャケットの勇ましい写真を見て狂喜しないプログレファンは少ないと思いますよ。黒ずくめでマグマ時代を彷彿とさせ実にカッコイイ。ただしこの作品はアコースティックのトリオを従えてのカルテット・ライブですから、クロスオーバー的なサウンドになっていると思われます。と言うことで印象にない・・・
聞いても印象に残っていないのか? 全く困ったものですね。ゴードン・ベックというピアニストは確かフィル・ウッズのリズムマシーン参加していましたし、ニュークリアスにも参加していた記憶がありますので、ジャズとプログレを股にかけているといった感じなのでしょうか。
1曲目。ゴードン・ベックのペン。マイナーなコードを淡々と弾くピアノ、バイオリン。ベースとドラムが参加して全体が徐々に盛り上がっていきます。雰囲気はマイナーなままでアップテンポになり、バイオリンがテーマを演奏。ウォーキングベースに乗ってバイオリンのアドリブが軽快に駆けめぐる。ウォーキングも早足になり、バイオリンも速度を上げる。エフェクトを効かせたバイオリンとドラムだけのバトルが始まります。2人ともかなりのテンションですね、これは壮絶だ。4人が一丸となってのエンディング。
2曲目。ロックウッドの曲。静かなピアノが優しく美しいソロを奏でるイントロ、エコーがかかってとても優雅に、バイオリンがゆったりとテーマを奏でています。伸びやかで爽やかな演奏、まるでステファン・グラッペリの様な如何にも「パリ」といった感じでしょうか。リズム隊はバイオリンの調べを邪魔しないよく聞かなければ分からない様な演奏。ピアノ・パート、1音1音がハッキリとしたタッチです。とても美しいですね。少しエコーが強すぎる気もしますが、逆にそれが効果的に現れています。
3曲目。ロックウッドの曲、マイナーで幻想的にエコーかけまくりの響きわたるバイオリンの音色、エコーというかディレイの間隔が長い。不思議な雰囲気が続きます。輪唱の様な・・・デジタル・エコーでここまで間隔あけれたでしょうか。まさかテープエコーか? スティーブ・ヒレッジのバイオリン版の様な演奏です。ピンクフロイドの「エコーズ」の幻想的な雰囲気にも似ています。エフェクトもかけていますね。生のバイオリンの音ではありません。バイオリン・シンセと言うよりシンセを通して処理をしている様な。とにかく1人遊びで終わりました。歓声は凄い。
4曲目。一転ノリの良いタンゴの様なナンバー、これもロックウッドの曲ですね。テーマの後最初はピアノ、かなりスピーディでアグレッシブなプレイです。続いてバイオリンソロからピアノとのかけ合いになります。ピアノの方がテンション高めですね。
5曲目。ゴードン・ベックのクロスオーバーサウンド。テーマからもの凄い演奏です。最初から吹っ飛ばしていますねぇ。駆け上がっていく様なフレーズの繰り返しのテーマからアドリブへ、少し勢いを抑えて、ベースとドラムは抑えながらもかなりのハイテンション、その上を落ち着いたバイオリンか淡々と流れていく。ピアノになって雰囲気も変わりテンポもスローになります。ううん、この曲もゴードン・ベックのプレイが光りますねぇ。実に優雅に美しく。テーマのスピーディーでテンションの高い演奏と、中間部のシットリとした魅力的な演奏の対比が素晴らしい曲。フリーっぽくピラピラとピアノが鳴り響き、ドラムソロ。基本はロックなのでしょうか、手数の多いパワードラマーと言った感じ?そこから一気に盛り上がり、再びテーマに。なかなか聞き所の多い曲でした。
どうして印象がなかったのか?本当に聞いていなかったのかも?かなり出来の良いライブ作品でした。音もクリアーで演奏のレベルも高い。もう1曲ぐらい壮絶な演奏が真ん中当たりに入っていれば最高に素晴らしい作品となったでしょうが、現状でも何の問題も無し。ロックウッドは言うに及ばず素敵でしたが、ピアノのゴードン・ベックの活躍が素晴らしい作品でした。音的にはクロスオーバーから少しジャズ寄り。マグマのファンも楽しめる曲はありますので是非。
GORDON BACK: PIANO
DAVE GREEN: BASS
KIM PLAINFIELD: DRUMS
1.RACE AGAINDT TIME
2.TAKE YOUR TIME
3.LE SOLO
4.VAVAVOUM
5.THE BLACK BIRD BECKONS
1986 JMS.
ディディエ・ロックウッドの・・・ええと、86年に発表されていますのでその年当たりでしょうか、パリのオリンピア・ホール(マグマのライブを繰り広げた現場ですね)でのライブですね。ジャケットの勇ましい写真を見て狂喜しないプログレファンは少ないと思いますよ。黒ずくめでマグマ時代を彷彿とさせ実にカッコイイ。ただしこの作品はアコースティックのトリオを従えてのカルテット・ライブですから、クロスオーバー的なサウンドになっていると思われます。と言うことで印象にない・・・
聞いても印象に残っていないのか? 全く困ったものですね。ゴードン・ベックというピアニストは確かフィル・ウッズのリズムマシーン参加していましたし、ニュークリアスにも参加していた記憶がありますので、ジャズとプログレを股にかけているといった感じなのでしょうか。
1曲目。ゴードン・ベックのペン。マイナーなコードを淡々と弾くピアノ、バイオリン。ベースとドラムが参加して全体が徐々に盛り上がっていきます。雰囲気はマイナーなままでアップテンポになり、バイオリンがテーマを演奏。ウォーキングベースに乗ってバイオリンのアドリブが軽快に駆けめぐる。ウォーキングも早足になり、バイオリンも速度を上げる。エフェクトを効かせたバイオリンとドラムだけのバトルが始まります。2人ともかなりのテンションですね、これは壮絶だ。4人が一丸となってのエンディング。
2曲目。ロックウッドの曲。静かなピアノが優しく美しいソロを奏でるイントロ、エコーがかかってとても優雅に、バイオリンがゆったりとテーマを奏でています。伸びやかで爽やかな演奏、まるでステファン・グラッペリの様な如何にも「パリ」といった感じでしょうか。リズム隊はバイオリンの調べを邪魔しないよく聞かなければ分からない様な演奏。ピアノ・パート、1音1音がハッキリとしたタッチです。とても美しいですね。少しエコーが強すぎる気もしますが、逆にそれが効果的に現れています。
3曲目。ロックウッドの曲、マイナーで幻想的にエコーかけまくりの響きわたるバイオリンの音色、エコーというかディレイの間隔が長い。不思議な雰囲気が続きます。輪唱の様な・・・デジタル・エコーでここまで間隔あけれたでしょうか。まさかテープエコーか? スティーブ・ヒレッジのバイオリン版の様な演奏です。ピンクフロイドの「エコーズ」の幻想的な雰囲気にも似ています。エフェクトもかけていますね。生のバイオリンの音ではありません。バイオリン・シンセと言うよりシンセを通して処理をしている様な。とにかく1人遊びで終わりました。歓声は凄い。
4曲目。一転ノリの良いタンゴの様なナンバー、これもロックウッドの曲ですね。テーマの後最初はピアノ、かなりスピーディでアグレッシブなプレイです。続いてバイオリンソロからピアノとのかけ合いになります。ピアノの方がテンション高めですね。
5曲目。ゴードン・ベックのクロスオーバーサウンド。テーマからもの凄い演奏です。最初から吹っ飛ばしていますねぇ。駆け上がっていく様なフレーズの繰り返しのテーマからアドリブへ、少し勢いを抑えて、ベースとドラムは抑えながらもかなりのハイテンション、その上を落ち着いたバイオリンか淡々と流れていく。ピアノになって雰囲気も変わりテンポもスローになります。ううん、この曲もゴードン・ベックのプレイが光りますねぇ。実に優雅に美しく。テーマのスピーディーでテンションの高い演奏と、中間部のシットリとした魅力的な演奏の対比が素晴らしい曲。フリーっぽくピラピラとピアノが鳴り響き、ドラムソロ。基本はロックなのでしょうか、手数の多いパワードラマーと言った感じ?そこから一気に盛り上がり、再びテーマに。なかなか聞き所の多い曲でした。
どうして印象がなかったのか?本当に聞いていなかったのかも?かなり出来の良いライブ作品でした。音もクリアーで演奏のレベルも高い。もう1曲ぐらい壮絶な演奏が真ん中当たりに入っていれば最高に素晴らしい作品となったでしょうが、現状でも何の問題も無し。ロックウッドは言うに及ばず素敵でしたが、ピアノのゴードン・ベックの活躍が素晴らしい作品でした。音的にはクロスオーバーから少しジャズ寄り。マグマのファンも楽しめる曲はありますので是非。
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