正直なところポールの武道館公演はあまり気乗りがしていなかった。
ポールの武道館公演はビートルズでの来日以降3回企画されているが、1回目はビザが降りず、2回目は税関でストップ、3度目はドクターストップで中止と確率2割五分の鬼門である。
この縁起の悪さのせいでドーム公演までつぶれるような気がして武道館公演はやってほしくないと思っていた。
そもそもこの公演をやりたいと思っていたのはどうみたってファンよりも招聘元である。
ビートルズ以来49年ぶりの悲願だかなんだか知らないがそんなのは知ったこっちゃない。
そのごり押しで来日公演ごとつぶれたらどうすんだよと思っていた。
そもそも値段設定からしてポール側のやる気が感じられない。
ストーンズ武道館の時は通常チケットが約1万3千円の時に2万2千円だった。たしかに高かったけれど収容人数の差を考えれば破格の価格設定だったと言える。
今回のポールはこのような譲歩の部分はまったく見られず誰でも分かりやすく計算できそうな比率で価格が設定されている。
やってもいいけどギャラ同じねと言うことはどうしてもやりたいわけじゃないってことだ。
まあプロだから当然なんだけどそこに特別な思いはないんだろうなというのを察するのはそう難しくない。
と、そこまで文句を垂れていようともチケットが発売されれば発売日に買ってしまうのがファンの悲しい性である。
チケット価格に対する世間の批判は全くその通り、こんな値段のチケットを買う人はある意味頭のネジが飛んでいる。
今回不思議だったのはこの値段に対して批判されたのがポールではなく招聘元であったこと。
今までだったらぜったい「守銭奴ポール」とか「金の亡者」とか言われたはずなのにここ何年かの定期的なツアーが功を奏したのかなぜか今回はそういう批判をされなかった。
このポール全肯定な雰囲気は古くからのファンとしてはなんか妙に居心地が悪い。
実を言えば去年の来日ドタキャンでさすがにポールに対し批判の声がでたときは
居心地がいいというのもおかしいがこれがもともとのポールの立ち位置だよなと変な安心をしてしまったものだ。
などとそんな屈折しまくったどうでもいいことを考えているうちにポールは来日し大阪ドーム初日を迎えることとなった。
武道館がらみの記事にはほとんど書かれていないが実のところこの時点で武道館チケットはSSからBまで全席種が購入できた。
発売後すぐに10万円と4万円の席は売り切れていたはずなのだがどういう理屈かわからないがこの時点では復活していて全席が購入できる状態だった。
チケットが高額だからしょうがないと言えばしょうがないが公演をあと1週間に控え、空席が出るのはもう避けられない状況だったのである。
だからチケットを入手できなかった人が公演中会場周辺に集まったというのは正確な表現とは言えない。あれは「買えなかった人」ではなく「買わなかった人」なのだ。
だから今回の価格設定はいろいろ批判もあるしそれを否定する気はないけれどチケットが欲しい人は間違いなく全員が買えたであろうという点においては役に立ったといえる。
そんな状況でそこそこ余っていたであろうチケットは大阪ドーム公演終了時点でS席が完売し、東京ドーム初日が終わった翌日の朝には全席完売となった。
そんな躊躇して買うような価格じゃないと思うんだがこの時点まで迷っていた人がそんなにいたというのが正直不思議だった。
みんな購入を迷っていたんじゃなくてポールが来てライブをするまで安心してチケットを買えなかったんじゃないだろうかと勝手に思っている。
まあグダグダといろいろ書いてしまったがチケットも完売したし結局のところ武道館公演はとっても楽しみになっちゃいましたというハナシなのでありました。
ポールの武道館公演はビートルズでの来日以降3回企画されているが、1回目はビザが降りず、2回目は税関でストップ、3度目はドクターストップで中止と確率2割五分の鬼門である。
この縁起の悪さのせいでドーム公演までつぶれるような気がして武道館公演はやってほしくないと思っていた。
そもそもこの公演をやりたいと思っていたのはどうみたってファンよりも招聘元である。
ビートルズ以来49年ぶりの悲願だかなんだか知らないがそんなのは知ったこっちゃない。
そのごり押しで来日公演ごとつぶれたらどうすんだよと思っていた。
そもそも値段設定からしてポール側のやる気が感じられない。
ストーンズ武道館の時は通常チケットが約1万3千円の時に2万2千円だった。たしかに高かったけれど収容人数の差を考えれば破格の価格設定だったと言える。
今回のポールはこのような譲歩の部分はまったく見られず誰でも分かりやすく計算できそうな比率で価格が設定されている。
やってもいいけどギャラ同じねと言うことはどうしてもやりたいわけじゃないってことだ。
まあプロだから当然なんだけどそこに特別な思いはないんだろうなというのを察するのはそう難しくない。
と、そこまで文句を垂れていようともチケットが発売されれば発売日に買ってしまうのがファンの悲しい性である。
チケット価格に対する世間の批判は全くその通り、こんな値段のチケットを買う人はある意味頭のネジが飛んでいる。
今回不思議だったのはこの値段に対して批判されたのがポールではなく招聘元であったこと。
今までだったらぜったい「守銭奴ポール」とか「金の亡者」とか言われたはずなのにここ何年かの定期的なツアーが功を奏したのかなぜか今回はそういう批判をされなかった。
このポール全肯定な雰囲気は古くからのファンとしてはなんか妙に居心地が悪い。
実を言えば去年の来日ドタキャンでさすがにポールに対し批判の声がでたときは
居心地がいいというのもおかしいがこれがもともとのポールの立ち位置だよなと変な安心をしてしまったものだ。
などとそんな屈折しまくったどうでもいいことを考えているうちにポールは来日し大阪ドーム初日を迎えることとなった。
武道館がらみの記事にはほとんど書かれていないが実のところこの時点で武道館チケットはSSからBまで全席種が購入できた。
発売後すぐに10万円と4万円の席は売り切れていたはずなのだがどういう理屈かわからないがこの時点では復活していて全席が購入できる状態だった。
チケットが高額だからしょうがないと言えばしょうがないが公演をあと1週間に控え、空席が出るのはもう避けられない状況だったのである。
だからチケットを入手できなかった人が公演中会場周辺に集まったというのは正確な表現とは言えない。あれは「買えなかった人」ではなく「買わなかった人」なのだ。
だから今回の価格設定はいろいろ批判もあるしそれを否定する気はないけれどチケットが欲しい人は間違いなく全員が買えたであろうという点においては役に立ったといえる。
そんな状況でそこそこ余っていたであろうチケットは大阪ドーム公演終了時点でS席が完売し、東京ドーム初日が終わった翌日の朝には全席完売となった。
そんな躊躇して買うような価格じゃないと思うんだがこの時点まで迷っていた人がそんなにいたというのが正直不思議だった。
みんな購入を迷っていたんじゃなくてポールが来てライブをするまで安心してチケットを買えなかったんじゃないだろうかと勝手に思っている。
まあグダグダといろいろ書いてしまったがチケットも完売したし結局のところ武道館公演はとっても楽しみになっちゃいましたというハナシなのでありました。