Some People never Know

音楽とかマンガとか好きなことをつれづれと書いてます

なんかいいことした気になっちゃうけどじつは大したことはしていませんというお話

2012-09-23 20:04:48 | 日記・エッセイ・コラム
スタバのプリペイドカード、特に何の特典もないがデザインが気に入ったものを何枚か持っている。そんなカードの中で今スタバが推しているのが[ for Tohoku] というカード。

このカードはカード購入時の入金額から100円分を寄付に、その後は購入ごとに金額の1%をスタバが寄付するという仕組みになっている。

震災復興支援スターバックスカードプログラム

まあデザインもそんなに悪くないし寄付もついてるしということで僕も1枚入手して2週間ほど使ったのだが昨日で使用をやめてチャージ済みの金額はすべて別のカードに移行した。

だってなんだか勘違いしそうになるから。

時々スタバの店員から「ご協力ありがとうございます」と言われるのだが、僕が協力したのは最初の100円だけであとは購入金額の1%をすべてスタバが寄付している。でもスタバはその自社負担分も含めて「皆様ご協力ありがとうございました。」的に募金額を発表している。

顧客に対しては最低限の自己負担金にも関わらずそれなりに募金活動に参加したという満足感を与えると共に、募金額の決定を顧客の購入額から算出することにより金額の多寡が非難の対象とならない。もちろん顧客のスタバに対する好感度が大きく上昇するであろう事は想像に難くない。

実によく考えられたキャンペーンだと思う。

素晴らしいキャンペーンなのは間違いないのだが、なんだか自分の意志をコントロールされているような違和感がどうにも居心地が悪くてカードを切り替えてしまった。自分が行った事以上の感謝を受けて満足させられてしまう、しかもそれが他者が計算済みのことであるというのがどうにもなじめないのだ。

素直じゃないことこの上ないのだけれど、こういう感覚には正直でいたいと思っている。

まあどうでもいいこだわりなんだけどね。