スピッツの「おるたな」をitunesで予約した。
今回の企画はトリビュート盤などに過去参加した楽曲を集めたもので、ようは「カバーソング集」である。
「さすらい」と「14番目の月」はすでに持っているけれどほかは聴いたことがないので結構楽しみにしている。
スピッツに限らず単一アーティストに対するトリビュート盤や自分のフェイバリットソングのカバー曲集のようなアルバムが結構好きだ。自分の好きな曲をプロのミュージシャンが同じように好きで、「スキスキ」全開で歌っているのを聴くのはとても楽しい。
今回はこの手のカバーソングで気に入っているナンバーを何曲かあげてみようと思う。
さすらい/スピッツ
スピッツはこういうカバーでもきちんと商品性を考えて感情過多になることなく冷静に仕上げている。
スキスキだけでは商品たり得ないことをきちんと理解したとてもプロフェッショナルな作品だと思う。
Hello It's Me/Matthew Sweet & Suzanna Hoffs
スピッツと対極にあるのがこの人たち、というかマシュー・スイート。
とにかく好きな歌を一生懸命歌うだけ。アレンジも大抵原曲のままというコンセプトでアルバム2枚も作ってしまっている。
ほんとに趣味全開ただそれだけなのだけどとにかく楽しそうなのでもうほかのことは許しちゃおうかという気になってくる。何事も突き抜ければ価値がでてくるという好例なのかもしれない。
カーペンターズのトリビュートに収録されていた[Let Me Be The One]なんかホントに一生懸命歌っていて好感が持てるのを突き抜けてコワイくらいだ。
ちょっと話題がとんじゃうけどこのアルバムのジャケットをつくった人達はカーペンターズに愛はあるんだろうけどかなり屈折した愛みたいなのであんまり友達になりたくないな。
Band on the Run / Owsley
ポールのトリビュートならもうちょっと有名どころ集めてもいいんじゃないのというくらい見事にマイナーなメンバーが集まったこのアルバムのトップを飾るナンバーがこの曲。ライナーノーツの「いやー、どうしてもバンド・オン・ザ・ランがやりたくてさー、他の人にやられないか心配でしょうがなかったんだ」みたいなコメントが微笑ましかった。
この人もただそのまま「ばーんどーんざらん!」って何の細工もなく歌っていて商品性はお世辞にも高いとは言えないのだけれど、プロになって自分の好きな曲をレコーディングするという誰もが持つであろう夢を叶えたんだなというのが身近に感じられるという点でとても愛すべきナンバーになっている。
Raindrops keep fallen' on My head/山崎まさよし
この曲が収録されている[Cover All-Yo!]と方角カバー集の[Cover All-Ho! ]は実は愛聴盤だったりする。
どれも楽しそうに歌っているなかでとくに楽しそうなのがこの曲。
他の何曲かでは「オレってうまいっしょ? ね?」的なオラオラ感を感じるものもあったが、この曲とDaydream Believerはそれが抑えめでとてもいいバランスになっている。
I will/原田知世
誰かに勧められてとてもよかったので収録しました・・・って感じであんまり愛を感じないんだけど声がスキなので。
Kiss On My List/The Birds & The Bee
ロウエル・ジョージの娘が歌うホール・アンド・オーツのカバー集。
正直ぜんぜん愛を感じないけどここまで無味乾燥無機質だとかえって面白い。
セシルの週末/aiko
ユーミンのカバー曲のうち、ポップソング、ラブソング系はオリジナルよりデキがいいものが多い。「恋人はサンタクロース」の松田聖子バージョンなんてサイコーだ。
ユーミンの声はどっちかというと影のある曲の方が似合うと思うのだ。
この曲も特に凝ったアレンジやフェイクがあるわけではないんだけれどボーカルがaikoになるだけでがらりと印象が変わってとても可愛い曲になった。aikoの楽曲の中で比較してもかなり気に入っているナンバーだ。
ほんとは真心ブラザーズとかエルトンジョンとかガーシュインとかELOとかのトリビュートについても書きたいけれどきりがないのでこの辺にしておきます。
ひとつ言えるのは、趣味にどっぷりつかったまま2枚もアルバムを出して、しかもそれが受け入れられたマシュー・スイートは幸せ者だなってことです。
今回の企画はトリビュート盤などに過去参加した楽曲を集めたもので、ようは「カバーソング集」である。
「さすらい」と「14番目の月」はすでに持っているけれどほかは聴いたことがないので結構楽しみにしている。
スピッツに限らず単一アーティストに対するトリビュート盤や自分のフェイバリットソングのカバー曲集のようなアルバムが結構好きだ。自分の好きな曲をプロのミュージシャンが同じように好きで、「スキスキ」全開で歌っているのを聴くのはとても楽しい。
今回はこの手のカバーソングで気に入っているナンバーを何曲かあげてみようと思う。
奥田民生・カバーズ 価格:¥ 3,200(税込) 発売日:2007-10-24 |
さすらい/スピッツ
スピッツはこういうカバーでもきちんと商品性を考えて感情過多になることなく冷静に仕上げている。
スキスキだけでは商品たり得ないことをきちんと理解したとてもプロフェッショナルな作品だと思う。
Under the Covers 2 (Dig) 価格:¥ 1,311(税込) 発売日:2009-07-21 |
Hello It's Me/Matthew Sweet & Suzanna Hoffs
スピッツと対極にあるのがこの人たち、というかマシュー・スイート。
とにかく好きな歌を一生懸命歌うだけ。アレンジも大抵原曲のままというコンセプトでアルバム2枚も作ってしまっている。
ほんとに趣味全開ただそれだけなのだけどとにかく楽しそうなのでもうほかのことは許しちゃおうかという気になってくる。何事も突き抜ければ価値がでてくるという好例なのかもしれない。
カーペンターズのトリビュートに収録されていた[Let Me Be The One]なんかホントに一生懸命歌っていて好感が持てるのを突き抜けてコワイくらいだ。
If I Were a Carpenter 価格:¥ 819(税込) 発売日:1994-09-13 |
ちょっと話題がとんじゃうけどこのアルバムのジャケットをつくった人達はカーペンターズに愛はあるんだろうけどかなり屈折した愛みたいなのであんまり友達になりたくないな。
トリビュート・トゥ・ザ・ミュージック・オブ・ポール・マッカートニー~やさしい気持ち Warm and Beautiful:A Tribute To the Music of Paul McCartney 価格:¥ 3,600(税込) 発売日:2002-04-24 |
Band on the Run / Owsley
ポールのトリビュートならもうちょっと有名どころ集めてもいいんじゃないのというくらい見事にマイナーなメンバーが集まったこのアルバムのトップを飾るナンバーがこの曲。ライナーノーツの「いやー、どうしてもバンド・オン・ザ・ランがやりたくてさー、他の人にやられないか心配でしょうがなかったんだ」みたいなコメントが微笑ましかった。
この人もただそのまま「ばーんどーんざらん!」って何の細工もなく歌っていて商品性はお世辞にも高いとは言えないのだけれど、プロになって自分の好きな曲をレコーディングするという誰もが持つであろう夢を叶えたんだなというのが身近に感じられるという点でとても愛すべきナンバーになっている。
COVER ALL-YO! 価格:¥ 2,800(税込) 発売日:2007-10-31 |
Raindrops keep fallen' on My head/山崎まさよし
この曲が収録されている[Cover All-Yo!]と方角カバー集の[Cover All-Ho! ]は実は愛聴盤だったりする。
どれも楽しそうに歌っているなかでとくに楽しそうなのがこの曲。
他の何曲かでは「オレってうまいっしょ? ね?」的なオラオラ感を感じるものもあったが、この曲とDaydream Believerはそれが抑えめでとてもいいバランスになっている。
music & me 価格:¥ 3,150(税込) 発売日:2007-11-28 |
I will/原田知世
誰かに勧められてとてもよかったので収録しました・・・って感じであんまり愛を感じないんだけど声がスキなので。
プライベート・アイズ~トリビュート・トゥ・ホール&オーツ 価格:¥ 2,300(税込) 発売日:2010-04-07 |
Kiss On My List/The Birds & The Bee
ロウエル・ジョージの娘が歌うホール・アンド・オーツのカバー集。
正直ぜんぜん愛を感じないけどここまで無味乾燥無機質だとかえって面白い。
Queen's Fellows: yuming 30th anniversary cover album 価格:¥ 3,000(税込) 発売日:2002-12-11 |
セシルの週末/aiko
ユーミンのカバー曲のうち、ポップソング、ラブソング系はオリジナルよりデキがいいものが多い。「恋人はサンタクロース」の松田聖子バージョンなんてサイコーだ。
ユーミンの声はどっちかというと影のある曲の方が似合うと思うのだ。
この曲も特に凝ったアレンジやフェイクがあるわけではないんだけれどボーカルがaikoになるだけでがらりと印象が変わってとても可愛い曲になった。aikoの楽曲の中で比較してもかなり気に入っているナンバーだ。
ほんとは真心ブラザーズとかエルトンジョンとかガーシュインとかELOとかのトリビュートについても書きたいけれどきりがないのでこの辺にしておきます。
ひとつ言えるのは、趣味にどっぷりつかったまま2枚もアルバムを出して、しかもそれが受け入れられたマシュー・スイートは幸せ者だなってことです。