エッセイ的な何か

エッセイ的な「何か」です。
エッセイなのかコラムなのかダイアリーなのか自分でもよく分かりませんが「何か」です(笑)

「あり得ない環境」の裏には完全な成果主義(かも?)

2008-04-18 | 「生き方」「在り方」みたいなもの

YOSHIさんのブログ記事

なんかそれは違うんじゃないかと思うBLOG15.NET

で紹介されていた記事

日本の会社ではありえないほど独創的なGoogleのオフィス写真&ムービー in スイス

たしかに、これは凄い。俺の知っている「職場」の常識からはありえないなあと思いました。
でも、日本でも職種によっては、振興の新手の企業には、この手の企業もあるのかもしれませんね。

YOSHIさんは

『少なくとも私が経営者だったらこんなインテリ家具のような物に金は出さないだろうな。従業員だったとしてもこういった環境が仕事しやすいのかどうかと言われたら、そうではないと思う。』

と感想を書かれていますが、俺も結果から言うとこの手の環境はパスすると思います。ただ、俺の場合は仕事のしやすさというよりも、別な視点からの理由になりますけど。
俺がコレをみてまず感じたのは、「成果主義」と「課程主義・努力主義」という概念の対立構造でした。

予め断っておきますが、ここから先は俺の独断と偏見100%の記事になりますのでそれを了承の上での事としてお願いします。

きっと、このgoogleのスイスチューリッヒ支部(?)は、もう完全100%成果主義なんじゃないかなあ・・と。
きっとね、最初に条件というか目的というか、「いついつまでに、何々という条件を満たした商品(若しくはコンテンツ)を完成させなさい」ってのがって、求められるのはそれを条件通り達成できるかどうかそれだけ。なんじゃないかなあ・・・と思いました。
だから、極端な話「期限までに仕事を完成出来れば、他はどうでも良いよ。」みたいな感じで、食堂食べ放題、リラクゼーションルームでリラックスし放題、カラオケもし放題、ビリヤードも好きなようにどうぞ?みたいな。
その反面、結果に対してはもの凄くシビアで、一切の言い訳を聞かないのはもちろん、とにかく「条件達成できたか出来ないか」のみが求められて、どんな理由が有ろうとも、出来なければとにかくダメとか、そんな感じなのかもしれないなあ・・・と。
そう言う意味じゃ、プロのスポーツ選手に近いイメージ。
結果を残せればOK。その代わり、怪我とか病気とか例えそう言う理由であっても、責任は自分持ち、結果を残せない人材は要らない。とかさ。

そういうシビアな面と引き替えに、あの手のオフィスや自由で開放的な一見羨ましい雰囲気があるんだと思うんですよね。
そして、インテリア家具のような物にお金を掛けているのも、優秀な人材を確保するための企業の先行投資という考えなんじゃないのかな?とも思われますが。ここにも、「ここまでお膳立てしてやったんだから、結果を出せよ?」的な圧力が見え隠れ・・・

だから、逆に常に気を抜けないと言うか戦い続けなければならないというか、いくら良い業績を残して来たとしても、ダメになればすぐに首を切られるような。

これに対して、日本の企業って、そこまで徹底した成果主義のみ求める企業ってのは、まだ少ないように思います。それに、人材を「育てる」という発想は、俺は大事だとは思うんですけどね。
とにかく成果主義って企業は、「人材の代わりはいくらでもいる。育てるくらいなら出来る奴を」って感じで、物としてしか見られてないというのも、哀しい感じもするなあ。と思わないでも無いんです。
もちろん、仕事にそんな「感情論なんて不要」って言われれば、それはそれで正論なのかもしれませんけど・・・でも、ねぇ?
窮屈な部分は多いけど、その分ある程度自分の身分について保障されている部分も欲しいし、極端な成果主義ってのは、俺はちょっと・・・・
ぬるま湯に浸かりたいとまでは言わなくても、成果主義のみ求めるのもちょっと、極端かな?と感じちゃって、俺には合わないなあと、自分では思いました。

当然だけど、仕事は遊びじゃありませんし、自分の人生・生活に直結するものですから、単純に好みの問題だけで選んだり、チャレンジ精神だけで挑んだりするには、それ相応のリスクと覚悟が必要です。それを踏まえた上でどういう仕事をし、どういう生活をしていくべきか・・・・

google社に関しては、断ったとおり100%独断と偏見ですよ?(笑)でも、実際そういう完全成果主義の企業だってあるだろうし、そうやって考えたときに俺は・・・ちょっとパス。って感じで思いました。
だって俺にとっての仕事の意義って、俺の理想の仕事って
仕事の意義
↑こんなのですからね(笑)

まあ、仕事の意義なんて人それぞれなので、自分に合った悔いのない業種を、自己責任で自分の仕事に選べば良いじゃん。と言えばそれまでの話ですけどね。