エッセイ的な何か

エッセイ的な「何か」です。
エッセイなのかコラムなのかダイアリーなのか自分でもよく分かりませんが「何か」です(笑)

喫茶店やBARに求めるもの

2008-04-01 | てきとうなもの・雑記

部屋にいて、ケニアAAというコーヒーを飲んでいて、ふと思い付いた事。

「コーヒー豆の銘柄まで拘っている喫茶店ってなかなか無いなあ」と言う事。
さらに、似たようにウイスキーの銘柄まで拘ったBARってのもあまり無いなあ、とも思いました。
コーヒーやウイスキーに限らず、紅茶や緑茶、ラムやジン、ウォッカ等のスピリッツ等においても同様です。

俺が住んでいる青森が単に田舎都市だというだけかもしれませんし、東京等では専門的な喫茶店やらBARが沢山あるのかもしれませんが、青森県意外で生活をしたことがないので、青森在住という前提で書いています。
青森と同規模の都市ならば当てはまるんじゃないかなあ・・と勝手に思ってはいますけど(笑)

俺は個人的に、拘って欲しいです。コーヒーにしろ、ウィスキーにしろ。(他にもありますが、とりあえず面倒なのでこの2つを代表として話を進めます)
別に「通」を気取っているワケではないんです。「通」を語れるほどグルメで舌が肥えているワケではありません。
ただ、好きなんです。色んな豆のコーヒーを飲んだり、ウィスキーを飲んだりするのが。

「やっぱりブルーマウンテンじゃなきゃ!」とか言いたいのではなくて、ブルマンにはブルマンの個性があると思いますし、モカにはモカの、キリマンジャロにはキリマンジャロの、ケニアにはケニア豆のそれぞれの個性があって、そういう違いに触れる楽しみというのも、コーヒーを飲む楽しみだと思うんです。それはウィスキーでも同じ。
どうせ喫茶店で金払ってコーヒー飲むなら、そういうのも楽しみたいじゃないですか。

コーヒーって豆によって味が異なりますし、ウィスキーもそう、シングルモルトウィスキーなんかは実に個性豊かですよね。
で、こうやって書くとコーヒーはストレート豆、ウィスキーはシングルモルト限定のような感じになっちゃいますけど、ブレンドでも一緒の事が言えると思います。
ブレンドになると、そもそもブレンドしてるわけだから、逆にもっと深いものになりそうですね。豆の配合の割合とかそこまで拘って表示するコーヒーを出す喫茶店なんてあれば、すごく楽しそうです。
ブレンドウィスキーなどでも、何気なくただ飲むだけじゃなくて、どういう原酒を組み合わせているのかとかを知ると、深い世界だな~とか思いますし、でもそう言う部分も楽しみの一つであると思います。

豆単位でコーヒーを出してくれる喫茶店、銘柄別にウィスキーを揃えているBARも、もちろんあります。青森にも。
でも、数はかなり限られていますし、数えるほどしかありませんね。
もちろん、青森中の全てのお店を知ってるワケじゃありませんけど、今までの経験上コーヒーに関しては、入れ方の違い(エスプレッソとか、カフェラテとか)で別れているだけで、豆にまで言及している喫茶店はほとんど無かったですね。単に「ブレンドコーヒー」とか。
豆別であったとしても「モカ、キリマンジャロ」くらいあれば良い方でしょうか。
BARにしても、シングルモルト・ブレンド併せて10種類も揃えてあれば、かなり珍しい方だと思います。

もちろん、実際に売る側としてみれば、コーヒーにしたってウィスキーにしたって、数多く揃えなければならないのと、別に1種類や2種類程度でも商売として成り立つというのであれば、後者の方が色々と面倒も少ないし金銭的に考えても良いんでしょうし、それに俺のように思ってる客ばかりでは無いでしょうしね。というか、むしろ少数でしょうけど。

ただ、個人的にはやっぱりコーヒーやウィスキーなんて飲み物は、豆や銘柄で様々な異なる個性がある飲み物で、そういうのを選ぶ楽しさ、様々な個性に触れる楽しさ、出会う楽しさ、そういう楽しみ方も出来る飲み物なのに、そこを生かし切れている店が少ないのが残念だと、そう思いました。
あくまで青森レベルの都市での話ではありますけどね。