重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

現臣。

2007-08-09 | つれずれ
毎朝立ち寄る名古屋市北区「名城公園」の
木立の中に足を踏み入れると、



いまは大変なことになっています。


頭上から降り注ぐセミ時雨の、
それはもう凄まじいこと、凄まじいこと。


セミ時雨の激しさは、当然、
それだけ多くの「音源」が頭上に居る、ということです。

さらに遡れば、
それだけ多く――と言うより、夥(おびただ)しい数のセミの抜け殻が、
あちらにも、こちらにもある、ということです。









セミの抜け殻――ご存知の通り、「空蝉」(うつせみ)と言います。

でも、
その語源は「現臣」(うつしおみ)、
つまり、「生きている人間」もしくは「現世」のことだそうです。

空蝉を見るたびに「儚(はかな)さ」を覚えてしまうのは、
だからなのでしょうか。


いくら抜け殻とはいえ、踏み潰して歩くのは忍びなく、
足元に落ちていた空蝉を拾い集めてみると、



わずか1m四方だけで、こんなにもなってしまいました。


こんなに多くのセミが、
6年も7年もの長い時間を真っ暗な土中で過ごし、
やっと明るい地上に出てきた1、2週間後にはもう、
死んでしまうんですよね。


それを思うと、
私たち「現臣」は、

生きている間に、ずいぶん多くの、やりたいことが出来るはずじゃないですか。
ねっ?




勤め先の夏休みは、土日を含めて15日までです。
なので、明日の夕刻から、サイド・ワークを兼ねて出掛けることにしました。

しばらくブログを更新できませんので、
とりあえずお知らせさせていただきます。

みなさんも良い夏休みをお過ごしください。


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