重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

生息地、発見!

2007-08-04 | つれずれ
今日、
白サギの
生息地を発見しました!



用水を挟んで左側に、ひい、ふう、みい、よう…
陰に隠れて見えにくいのを含めて9羽。

右側には、背中を向けているのや右上の遠くに見えるのも含めて3羽――の計12羽。

小さいのは、明らかに今年生まれた子供ですよね。

大家族なのか、
それとも2、3家族なのかはともかく、
「ファミリー」であることに違いはなさそうです。

子連れのこんな集団がいるということは、
つまりここを「生息地」と認定してもいいんでしょ?


さて、その場所は――

北名古屋市です。

ハイ、わが町です。


数羽の白サギが、たぶんカエルでしょうか、
田んぼでエサをとっている姿は、これまでもたびたび見ています。

でも、こんな、子連れのファミリー、もしくはファミリー集団を見たのは
この町に住み始めてすでに30年余になりますが、
初めてです。

わが町が白サギの生息地になっているとは、
今日の今日まで、知りませんでした。

普段は通らない道を通ってみた今日の
大収穫です。



昨日、
全国の農村で、今年はアメリカザリガニが大発生し、
米作り農家が困っている、というニュースを見ました。

稲を、ハサミで切ってしまうのだそうです。


大発生の原因を、専門家に取材していました。
すると、
「水がきれいになったからじゃないでしょうかね」というのが専門家の答えでした。

生活排水が農業用水に流れ込み、アメリカザリガニが住めないほど汚れていた水が、
下水道の整備でかなりきれいになった結果、
また増えてきたのではないか、というのです。

なるほど、そういうことなんですか。


「でも、こんなに増えすぎるのも、困りますよね」という記者の質問に、
専門家が答えていました。

「いえ、心配いりません。アメリカザリガニが増えれば、それを食べる魚や鳥も増えて、2、3年も経てば、自ずと均衡が取れるようになりますから。それが自然界における“食物連鎖”というものです」

なるほど、なるほど。またまた感心です。


ということは、
この白サギのファミリーも、
アメリカザリガニが増え始めたから、
ここに定住するようになったのでしょうか。

それにもう1つ。
去年まであれほど騒がしかった田んぼのカエルの鳴き声を
今年はそれほど聞かないような気がするのも、
こうした「変化」と何か関係があるのでしょうか。


いずれにせよ、
こうして野鳥のファミリーを身近に見られるようになったのは
とても嬉しいことです。



と同時に、
「偉大なる田舎」と言われる名古屋市のお隣に位置するわが町・北名古屋市は、
さらに「ド田舎」であることを再認識したしだいでもありますけれど――。


休耕田に植えられたホオヅキが
真っ赤に色づいていました。



お盆が、近づいています。


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