今月9日のブログで、
今年4カ所目の初詣でに行った静岡県「久能山東照宮」で、思いがけなく美しい物を見た、と書きました。
それは、東照宮・神楽殿に飾られていた、これです。
静岡県・稲取温泉の周辺に江戸時代から伝わる「つるし雛」です。
この「つるし雛」をかなり気に入ってしまい、
あれから少し調べてみたんですね。
ネットで検索し、フリー画像を拾ってみると――。
人形、植物、動物、食べ物、果物、毛鞠……実にさまざまな飾り物が吊るされています。
そして、
その1つ1つに「意味」があるんですね。たとえば――、
鶴や亀…………長寿。
うさぎ……………呪力があるとされ、神様のお使い。
巾着……………お金に不自由しないように。
座布団…………早くお座りが出来るように。
猿………………厄が去るように。
毛鞠……………家族の幸せ。人の輪、人生の輪。
ぽっくり…………早く歩けるように。
団子……………食べ物に困らないように。
――等々、その家々によって、思い思いの物と数を吊るすため、その種類は数十種に及ぶそうです。
いいですよねえ、素朴で。
ぜひもっと間近で見てみたい――と思っていたら、
先週末、見つけたんですよ、静岡県下の某百貨店の催事場で。
「ラッキー!」と喜び、
もし値段が手頃なら……と頭の片隅で思いながら値札を見て、
一瞬、固まりました。
通販サイトで見つけた、高さ120cmほどの、
ちょうどこんな感じの「つるし雛」に、
いくらの値札が付いていたと思います?
「520000円」でした。
「ごせんにひゃくえん」でもなければ、
「ごまんにせんえん」の読み間違いでもなく、
「ごじゅうにまんえん」だったのです。
私って、物の値打ちが分からない「世間知らず」なんでしょうかねえ。
たしかに、
1つ1つが手作りの、
いい出来栄えだとは思いますよ。
でもね、
「つるし雛」というのはもともと、
家々のおばあちゃんやお母さんが、
孫や子供たちの健やかな成長を祈って、
家にあった着物や古着の端切れを利用して作った、
素朴な「民芸品」だったわけでしょ?
「芸術品」では、本来、決してなかったと思うんですよね。
なのに、
現代では「ごじゅうにまんえん」ですか。
そんなものなんですか、時代が変われば。
どうにも納得がいかず、
憮然とした思いで、
改めて「ごじゅうにまんえん」を、
しばらくの間、見ていました、
たぶん口を半開きしたまま。
でも、
私が「つるし雛」を気に入ったことに変わりはありません。
だから、
「美術品」ではなく、
昔、おばあちゃんやお母さんたちが孫や子供たちのために作った「民芸品」の「つるし雛」を、
それが生まれた土地で見てみたいと、
プランとスケジュールを検討し始めたところです。
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今年4カ所目の初詣でに行った静岡県「久能山東照宮」で、思いがけなく美しい物を見た、と書きました。
それは、東照宮・神楽殿に飾られていた、これです。
静岡県・稲取温泉の周辺に江戸時代から伝わる「つるし雛」です。
この「つるし雛」をかなり気に入ってしまい、
あれから少し調べてみたんですね。
ネットで検索し、フリー画像を拾ってみると――。
人形、植物、動物、食べ物、果物、毛鞠……実にさまざまな飾り物が吊るされています。
そして、
その1つ1つに「意味」があるんですね。たとえば――、
鶴や亀…………長寿。
うさぎ……………呪力があるとされ、神様のお使い。
巾着……………お金に不自由しないように。
座布団…………早くお座りが出来るように。
猿………………厄が去るように。
毛鞠……………家族の幸せ。人の輪、人生の輪。
ぽっくり…………早く歩けるように。
団子……………食べ物に困らないように。
――等々、その家々によって、思い思いの物と数を吊るすため、その種類は数十種に及ぶそうです。
いいですよねえ、素朴で。
ぜひもっと間近で見てみたい――と思っていたら、
先週末、見つけたんですよ、静岡県下の某百貨店の催事場で。
「ラッキー!」と喜び、
もし値段が手頃なら……と頭の片隅で思いながら値札を見て、
一瞬、固まりました。
通販サイトで見つけた、高さ120cmほどの、
ちょうどこんな感じの「つるし雛」に、
いくらの値札が付いていたと思います?
「520000円」でした。
「ごせんにひゃくえん」でもなければ、
「ごまんにせんえん」の読み間違いでもなく、
「ごじゅうにまんえん」だったのです。
私って、物の値打ちが分からない「世間知らず」なんでしょうかねえ。
たしかに、
1つ1つが手作りの、
いい出来栄えだとは思いますよ。
でもね、
「つるし雛」というのはもともと、
家々のおばあちゃんやお母さんが、
孫や子供たちの健やかな成長を祈って、
家にあった着物や古着の端切れを利用して作った、
素朴な「民芸品」だったわけでしょ?
「芸術品」では、本来、決してなかったと思うんですよね。
なのに、
現代では「ごじゅうにまんえん」ですか。
そんなものなんですか、時代が変われば。
どうにも納得がいかず、
憮然とした思いで、
改めて「ごじゅうにまんえん」を、
しばらくの間、見ていました、
たぶん口を半開きしたまま。
でも、
私が「つるし雛」を気に入ったことに変わりはありません。
だから、
「美術品」ではなく、
昔、おばあちゃんやお母さんたちが孫や子供たちのために作った「民芸品」の「つるし雛」を、
それが生まれた土地で見てみたいと、
プランとスケジュールを検討し始めたところです。
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かつては、節句が終わると焼いてしまう習慣もあったようで、だから昔の物はあまり残っていないのだそうです。
そう聞くと余計に、いまのような販売目的の「美術品」ではない当時の「つるし雛」を、ぜひ見たいと思っているのですが……。
50個付いていても1個1万円でしょ? やっぱり高すぎますよねえ。
「ごじゅうにまんえん」だなんて、そんなに高くしてしまっていいんでしょうかねえ。
「つるし雛」情報、ありがとうございました。
地元版記事でなければよいのですが…。明日、図書館で見てみます。
罹るのも早いけど、治るのも早い――単細胞人間の唯一の利点かも知れません。
いいですよねえ、日本の伝統って。さて、本場の稲取へはいつ行けるのか……。
江戸時代からの風習だとか。
つるし雛。。。いろんな思いがこめられたものなんですねっ。。。。
本物を見たくなっちゃいました^^
いつまでも伝えていってほしいですね。
時代がどんなに変わっても・・・
赤ちゃんの、ベッドの上に飾ってるような感じの
お雛様なのに・・・。
でも120cmっていえば、uwanosora443さんの腰の高さぐらい
あるんじゃないんです?
結構な大きさがあるもんですよねぇ。
それでなのでしょうか?
このお値段は・・・
ヒナ探しに出かけるのですね。収穫期待しております。
「つるし雛」探訪の旅、報告を楽しみにしております。
体調はいかがでしょうか。あまり無理をしませんように。